「親の七光り 」 の由来

テレビを見ていて見苦しいものの一つに、二世タレントがあります。
大変申し訳ないけど、そのほとんどが実力も人気も才能も足りていないように見えます。
もちろん、名前は挙げられません。
某ミュージシャン気取り、某偽局アナ、某芸人・・・
誰しも子供が可愛いもので、子供の夢が有名人であったなら後押ししてあげようと思うのは当たり前であります。

しかし、その後押しが露骨であったり、過度であるとその子ども自身が哀れに見えるものです。
それでもテレビに出れたからいいや?そんな気持ちで取り組んでいるのがそもそもの間違いかもしれませんね。
仕事とする以上はプロであり、それでお金を貰いそれでご飯を食べるわけです。
甘えなど許されません。が、最近は緩いのかもしれませんね。
スキャンダルすら話題集めに使われます。
たとえ親の七光りであっても、それでも平気に涼しい顔していられるのだからそれが素質なのかもしれませんね。

普段なら、ここから批判で埋め尽くされるのですが、今日はあえて褒める方で行きたいと思います。

この人は偉い!一人目

関根 麻里 (せきね まり) さん。

お父さんは御存知、関根勤さん。一人っ子なのだそう。
彼女のすごいところは、でだしこそ父親とセットの雰囲気がありましたが、現在は日本テレビ「スッキリ!!」などで活躍。
この番組内で、彼女は英語を流暢に話すのです。
英語の苦手な私などに言わせれば、それだけでインテリに見え、番組内でも自分の力でポジションを獲得しているのが素晴らしい。
調べてみると、幼少時からタレントの道に進むことを望んでいた為
一時はなんと、あのWAHAHA本舗への入団を目指していたのだそう。

しかし、父の所属する浅井企画の助言により、芸能活動を基本から勉強する意味を含め、アメリカ合衆国エマーソン大学マーケティングコミュニケーション学部へ入学。
成績は極めて優秀で、在学は3年間と標準よりも1年早く、2005年に優秀な成績で卒業とのこと。
途中で可笑しな団体の名前が入っていましたが、その他は極めて素晴らしい経歴です。
関根勤さんらしい上手な育て方といえましょう。

もう一人は、Dragon Ashのメンバーである、降谷建志 (ふるや けんじ)さん。
ボーカリスト、ギタリストであり、作詞・作曲も担当。
お父さんは、俳優の古谷一行さん。
彼は全く父親の存在を明かすことなく、トップミュージシャンとなりました。
そのスタイルも完全に父親を意識することなく独創的で、私の好きなミュージシャンの一人です。
奥さんは、グラビアなどで活躍したMEGUMIさんなので、この夫婦に関しては、子供の行く末は楽しみかもですね。

■「親の七光り」の由来

正式には「親の光は七光」と言うのだそうです。
今は、ほとんど「親の七光」と略されていますが・・・
類義語に世襲というのがありますが、世襲が実業家の息子が後を継ぐなど親と同様の地位に就くのに対して、親の七光りの場合、政治家の子供が芸能人になるなど表面的には全く違った業種につく場合が存在するのが違い。
親の七光り(おやのななひかり)とは権力を持つ親を持った子供がその恩恵を受ける事と憶えておきましょう。
親の威光があまりにも大きいため、それが子供にまで影響を与えるということです。
更に、7は大きな数をあらわすときに用いる数字なのだそうで、つまり七光とは、とてつもなく大きな光のことを言っているのです。
スターって言葉がありますが、親の七光りは見せ掛けのスターとも解釈できますね。

面白い芸名を見つけました。
月亭 八光(つきてい はちみつ)さん。
月亭八方さんの長男。八光という名の由来は、「親の七光を越えてほしい」という、八方さんの父としての想いから付けられたものなのだそうです。
素晴らしい考え方ですね。

ところが・・・
その一方でよく他の先輩芸人に「父親に頼りすぎ」と評されているとか。
現在は蝶ネクタイに短パンの、いわゆるアホボンルックで登場するなど、むしろ親の七光りを自らの芸風としているのだそうです。
やれやれ・・・


もし僕のパパがロックスターだったら~コネと七光と醜聞と~


イケてないと思ったら読む本 (YA心の友だちシリーズ)





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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