「渋谷」 の由来
全国的に有名なこの場所。「渋谷」
スクランブル交差点に、109、ハチ公。
近くにいると当たり前なこういった景色の数々も、地方から訪れたものにとっては立派な観光名所です。
私も以前この場所に勤めていたことがあり、数ヶ月ほどは通えることの優越感に浸ったものです。
ところでこの地名の由来はあるのでしょうか。
お隣の代官山は本当に山になっており、その地形からなら谷でありことは納得できます。
それは「宮益坂」「道玄坂」の存在が教えてくれるからです。
では「渋」は?
水が渋いとか?
憶測はこのあたりにして調べてみましょう。
渋谷の由来については定説がないそうです。
そのなかで有力なものをいくつか書いてみると、
1 昔この場所が入江であったころ、「塩谷の里」と呼ばれていたそうです。
その「塩谷」が「渋谷」に変わったとする説。
2 この地を流れる川の水が、鉄分を多く含む為、赤錆色の「シブ色」だったそうです。
でその川が「シブヤ川」と呼ばれていたからとする説。
3 そのシブヤ川の流域が、しぶんだ谷あいだったからという説。
4 平安時代の終わりごろ、河崎重家が領主だったそう。
河崎重家は京都の御所に侵入した賊を捕え手柄をたてたとか。
その賊の名が渋谷権介盛国。そこで河崎重家は「渋谷」の性をいただき、それまで「谷盛庄」と呼ばれていた領地が「渋谷」に変わったとする説。
以上の四つであります。
私が即興で思いつく由来が二つほど含まれてますね。
歴史にロマンを感じたいので4番が有力な気がします。(主観)
後の渋谷氏は、金王八幡付近(渋谷三丁目付近) に渋谷城を築き、一帯を支配。
平安末期から大永4年(1524)北 条綱氏と戦って滅亡するまで居城といった歴史も明らかになっているようです。
しかしその功績(泥棒をひっ捕らえてその性をいただく)からその性をいただいた経緯は今の世では??が付きますね。話としては面白いですが。
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