「テントウムシ」 の由来
その見た目は華やかなので、一見幸せな虫のように見えますが、いざ捕まえて手にのせてみると、よく分からない液体を発してきたり忙しなく歩き回っては、逃げるように飛び立つ。
どうにもその存在が不思議な生き物、その名は「テントウムシ」。
■「テントウムシ」の由来
名前の由来はその素行からきているといいます。
一度捕まえてみてください。
もちろん先ほど書いたように、いの一番に逃げ出すのですが、彼らは助走を多くとるのです。
飛び立つ時には必ず指先まで、(棒状のものなら必ず上にのぼる)
木の枝先などならその先端まで登ってから飛び立つのです。
そういった習性をを見た昔の人は、天への道を教えてくれる虫であると考え「天道虫」と名づけたのだと言います。なんとも浪漫のあるお話ですね。
しかし、その様々な憶測を呼びやすい名称からなのか、テントウムシにはお笑い芸人のそれにも似たたくさんの俗説があります。
点が十ある虫だからテントウムシ。
実はその人生において、一日だけ夜光るからテントウムシ。(そんなことはありえませんのでアシカラズ)
時々転んで仰向けになる事から「転倒虫」。
こちらに説に関しては語呂合わせで「転倒無視」とも言われ、オートバイ乗りのお守りにされているといったお話まであります。
よく見れば「無視」と書かれているので、転んでも誰も助からない縁起の悪いものであることはこれを呼んでいる皆さんはもちろんご存知ですよね。(更に話を掘り下げてしまったりして)
革ジャンのポッケにたくさん忍ばせるのは臭くなるのでやめましょう。
そんなテントウムシの改良が進められています。
それは農作物に被害を与えるアブラムシを食べるという天敵の役割を利用する為で生物農薬としての役割をかわれ、飛べないテントウムシを人工的に作り出すというプロジェクトなのだそう。
しかし、今回の名前の由来からしたら、飛べないテントウムシをテントウムシと呼ぶことには違和感を覚えます。
是非新しい名前をつけて、そのキラー的な役割からも色も青と黒とか、紫と黄色といったドギツイ配色の生物にして欲しいものですね。
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