「蚊(か)」 の由来
この生き物が生息しない場所はどこなのでしょうか?
それほどの害(医者にかからなければならないとか)はないにしても、その鬱陶しさは誰もが知るところですね。
今日は「か」さんについて。
最初は「ブユ」について書こうと思いました。
なんとなく由来に広がりがありそうだし、興味はこちらのほうが上でしたので。
それに自分はブユと認識していたこの生物を近所の若い子が「ブヨ」と呼んでいたんですよ。
これは方言なのだろうか?
そんな疑問からと調べてみると、ブユ(蚋)は、ハエ目(双翅目)・カ亜目・ブユ科だそうで、(やはり本来はブユなのか・・ついでにハエなんだ)関東ではブヨ、関西ではブトと呼ばれているというなんともややこしい生き物であることが確認できたのでした。
蚋と蚊の違い
もちろんそのビジュアルが一番の違いのようです。
確かに、蚊は血を吸う前であれば、そのほっそりとした姿が魅惑的であるのに対して、ブヨ(いつの間にか関東人呼び)はその名の通りぶよっとした、ハエに近いずん胴であります。
ブヨは体長3mm~5mm程度の黒い小さな虫であります。
蚊が「刺す」のに対して蚋は「噛まれる」と言ったほうがいいほど皮膚を噛み切りるのだそうです。
実際、後遺症は数倍違いがありますからね。
そんな感じで・・妥協して・・
「蚊」の名前の由来
これほど親しまれている一文字表現もすごいものです。その由来は??
調べてみると、「これ!」といった有力説もなく、この一文字という点が諸説を生み出しているようです。
「かぶれ」や「かゆみ」からではないかといった説や「噛む」からではないかといった説(そこは刺すでないとつじつまが・・)「細(か)」からではないかという説(これは蚋と比べて?)「かしましい(わずらわしい)」からではないかという説など。
こう並べてみてもどれも正しい気がします。
もしかしたら、これらをすべて含んだ「カ」なのかもしれません。
さらに話を進めると、漢字の「蚊」は「ぶ~~~ん」という蚊がやってくるあの音からではないかという説もあるそうです。
なんかすごく揺るいんですが、的を得ていますし、グッドネーミング☆三つということで。
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