「漫画」 の由来
漫画といえば!やはりワンピースでしょうか。
正直苦手な絵だったのでそれほど気にならなかったのですが、仕事が関係して無理して手に取ったら一週間、眠ることも忘れて読書に没頭してしまいました。
それでも我々の時代の代表的な漫画といえば、「ドラゴンボール」に間違いないでしょう。
そのドラゴンボールが久しぶりに作者鳥山明さんの書き下ろしで映画になる!
というわけで年甲斐もなく前売り券を購入してしまいました。
メディアにそれほど露出しない鳥山さんが新聞の紙面に登場。
そのコメントがかっこよかったので紹介させてください。
朝日新聞の書面インタビューから。
世界でヒットした理由について聞かれて
「本当に僕にはなぜだかさっぱり解(わか)りません。連載中は、ただひたすら日本の少年に喜んでもらおうと描き続けていただけです」
漫画について聞かれると・・・
「漫画はコネや大金をつぎ込んでも通用しない実力だけの勝負の世界」としたうえで、「目の肥えた日本の漫画ファン、アニメファンに認められた様々なジャンルの作品たちは、一般大衆の娯楽として非常に高いレベルにあると思っています。その選ばれた作品が世界にも楽しんでもらっているのは、ある意味当たり前なのかもしれません」とのこと。
日本は競争社会と言われていますが、果たしてそれは現実に実行されているでしょうか?
既得権に金や権力が絡んでいて、私には自由競争とは名ばかりにしかみえません。
そんな中で、真の実力主義社会「漫画」のトップに立つ鳥山さんのこういった発言は実に小気味いい。
世界に通用する日本の産業として、これからも期待させるものですね。
■「漫画」の由来
漫画(まんが)とは、狭い定義では笑いを企図した絵のことををいいますが、広い定義では、必ずしも笑いを目的としない「劇画」「ストーリー漫画」「落書き」「アニメ」なども含み、幅広い意味を持ちます。
その由来については二つの説があるといいます。
一つは、随筆を意味する中国語である「漫筆」が「漫筆画」を経て「漫画」になったとする説。
もう一つは中国語で「漫画(まんかく)」という名のヘラサギに由来するとの説であります。
ヘラサギは雑食で水をくちばしでかき回して何でも乱雑に食べるので「種々の事物を漁る」「雑文」「様々な事柄を扱う本」を指す意味からきた生まれたとのこと。
そのようにして中国で生まれた「漫画」という言葉は江戸時代には、山東京伝によって1798年に発行された絵本「四時交加」の序文においては
気の向くままに描く」という意味の言葉として使用されています。
1814年の葛飾北斎の北斎漫画により、戯画風のスケッチを指す「漫画」という言葉は広まっていきました。
このようにして用語「漫画」が「絵による随筆」「戯画的な絵」という意味で日本で使用されるようになっていったのです。
明治時代になると、今泉一瓢が”caricature”や”cartoon”の訳語として「漫画」を用いました。
英語”comic”の訳語として「漫画」を使用したのが北澤楽天。
その用法がそのまま現在のコミック=漫画に繋がっているのだそうです。
そして「漫画」において、日本は世界をリードしています。(と私は思います)
「コミック」が「マンガ」に変化する日もそう遠くないほどに。
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