「ホッピー」 の由来
私は酒なら選ばずに飲んできたのですが、どうにも苦手なものがあることに気づきました。
それは焼酎です。
麦でも芋でも関係なくどうやら焼酎はダメみたいです。
若い人ってとりあえず生ビールで落ち着いてくると焼酎へ移行していきますが、もうついていかないことにします。
失敗しました。完全に自分のミスです。
先日結婚式の二次会の席で飲みすぎてしまい、初めて記憶がないという状況を経験してしまいました。
冷静に分析すると、それは飲みなれない焼酎をやりすぎたせいのようです。
美味しくないのにつくられるままに無理してガボガボいってしまいました。
数日後にその時の状況を人から聞かされる度に自己嫌悪になります。
薄っすら覚えているのですが、どうやら涙も流してしまったようで後から心配のメールも届いたほどです。
もう二度と焼酎はやらないと決めたのでした。
■「ホッピー」の由来
さて、なぜそんな話を思い出したかというとその店に「ホッピー」という名前の見慣れない飲み物のビンが置いてあったからです。
消え行く記憶の中で、中身のないそのレトロ感のあるビンが私に迫り、話しかけてきたのです!
いやそんなことはもちろんないのですが、あれは何だろうあれは何だろうと心の中で繰り返すうちに記憶のないはずのその日の一番の記憶として残っていたのです。我ながら驚き。
ホッピー (Hoppy) とは、コクカ飲料株式会社(現・ホッピービバレッジ株式会社)が1948年に発売した、
麦酒様清涼飲料水(炭酸飲料でビールテイスト飲料の一種)のこと。
また、焼酎をこれで割った飲み物も、ホッピーと呼ぶのだそうで不思議なご縁を感じるわけです。
この可愛らしいホッピーという名前については、創業者であるの石渡秀さんの言葉から。
「本物のホップを使った本物のノンビア」
題して!「ホッ*ビ*ー」と名付けようとしたそうですが、発音しづらいためホッ*ピー*となったとのこと。
この判断は私などが口を挟むことでは似ですが正解だったのではないでしょうか。
大正時代末期、ビールは大変高級品だったために代用品となる「ノンアルコールビール」(ノンビア)がブームだったのだそうです。
今の時代もそれほど変わらないですが・・・
ただ、今と違って技術や材料の不足で質の悪い物がたくさん流通していたそうで、当時清涼飲料水製造販売「秀水舎」を営んでいた石渡秀さんにノンビアを作って欲しいという要望が寄せられました。
作るからには本物を目指していた石渡さん。
長野県野沢に清涼飲料会社を設立し別工場を構えた時に偶然当時入手困難であったホップの畑を見つけます。
そのことが彼に火をつけすぐにノンアルコールビールの研究開発に着手するのでした。
現在でも業務用として元祖ホッピーや、香ばしさの中に苦みと甘みが調和する黒ホッピー、一般向け商品としては、中身はホッピーと同じホッピー330、中身は黒ホッピーと同じホッピーブラック、更にホッピー発売55周年を記念して作られた商品55ホッピーなどがあるのだそうです。
是非試飲してみたいと思いますが、飲みすぎて大変なことが起きないように市販の品を家でチョビチョビやりながら色々反省したいと思います。
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