「ドランクドラゴン」 の由来

「人志のすべらないはなし」での塚地武雅さんの話が面白かった。
塚地さんはお笑い芸人であるはずなのに私の中ではすっかり裸の大将。
もちろんそれは笑いだけでなく演技など多方面に優れている証拠なので、決して悪いことではないと思う。

話のネタはコンビ名について。
偶然出くわした小学生が塚地さんを見つけるがコンビ名しか分からずに延々とドランクドラゴンと呼ばれたという話。
次の日も会うことを約束すると小学生はおばぁちゃんを連れてくる。
おばぁちゃんもドランクドラゴンが塚地さんの本名だと思い、最後のオチは

「これほんの気持ちですが日本の羊羹というものです」とお菓子を手渡されたという話。

どうやらおばぁちゃんは中国かどこかの人だと思ったらしい。

大変申し訳ない話ですが、私は塚地さんの相方の名前も知らないしコンビ名も実は記憶になかった。
しかし、この話一本ですっかり忘れられないものとなったのだからすごいことだと思う。

ドランクドラゴンドランクドラゴンドランクドラゴンドランクドラゴンドランクドラゴン

数分の話で連呼した回数は数十回。
CM換算したら数百万円の効果も期待できる数字だ。
たぶん塚地さんの顔をテレビで拝見するたびにコンビ名を思い出すことだろう。

■ドランクドラゴン(DRUNK DRAGON)の由来

お笑いコンビドランクドラゴン(DRUNK DRAGON)略称は「ドランク」または「ドラドラ」。
塚地武雅さんと鈴木拓さんが人力舎の養成所であるスクールJCAで出会い、1996年に結成されたコンビなのだそう。
コンビ名はカンフー映画「ドランクモンキー 酔拳」と「燃えよドラゴン」を組み合わせたものらしい。
ただ、この名前については二人が出会ってから付けられたものではなく塚地さんは鈴木さんとコンビを組む前に、別の人と「ドランクドラゴン」というコンビ名で活動していたのだそう。
つまり「ドランクドラゴン」は塚地さんの専売特許?
塚地さんは自分の大好きなジャッキーチェンの「酔拳」とブルースリーの「燃えよドラゴン」をあわせて作ったというわけ。
似たような言葉が二回続くのは偶然ではなく、当時第一線で活躍していたコンビに同じ語韻を繰り返す名前が多かったことから得てしてつけられたそう。
(たとえば・・・ダウンタウンやウッチャンナンチャン、パペットマペットにDonDokoDon)

ドランクドラゴンときいて皆さんは何を想像しますか?
やはり外国人なんですかね。
孫がお世話になってありがとうと律儀に菓子折りを持って表れたおばぁちゃん。
全くワケも分からず登場したわけだけど、中国人と思ったのなら塚地さんの思惑どうり。
なかなかセンスいいんじゃないって思ったり。
あ~ここで言うセンスがいいのはおばちゃんのことね。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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