「鯛(タイ)」 の由来
その名前から縁起のいいイメージがついたのでしょうか。
今日はメデタイ鯛のお話。
身は白身でさっぱり、骨は咽喉に刺さるほどしっかり、見た目は定番的なビジュアルを持ちお祝いの席で主役となるのがスズキ目タイ科の海水魚タイ。
通常言われるタイはマダイを指すことが多いそうです。
その名前の由来は・・・
他の魚に比べてひらたいそのビジュアルから(高さに比べて厚みが少ない)来ているといわれています。
想像しにくければタイの他にはマンボウがそういった体格と説明すればお分かりいただけるでしょうか。
タイは「平ら たいら」の「たい」と同源と考えられるのだそうです。
漢字「鯛」については「調和のとれた魚」の意味があるそうで、そこも「均整のとれた側扁」からきているそうです。
また、タイがメデタイのは名前だけでなくその赤い色からもきているます。
確かに紅白の赤と考えればメデタサを感じるのが日本人。
そうして現在はもちろん古くからタイは縁起のよい魚として祝いの席には尾頭つきが定番とされてきたのです。
ところ変わって・・・少し話は飛びますがもう一つのタイのお話。
それは同じ順位が何人もいる状況を表す「1位タイ」のタイ。
言われてみればこの由来が気になります。
私は漢字で「他位」かと思いましたが、他の順位と読み取れば全くの筋違いですね。
こちらのタイは実は意外や意外英語の「tie」から来ているのだそうです。
「tie」はもちろんネクタイを見ても分かるように、ひもで縛ったりつないだり結んだりといった意味があります。
結びつくを意味するタイアップ (tie up) も同じような意味から。
タイはその意味から派生していつしか同点になることを意味するようになります。
同点になるならtie score、同数均衡を破るならtie breakといった意味がそれ。
そして1位タイと使った場合には「1位の同点に何人かいますよ」という意味になるわけ。
これをよく見るとやはり、均衡の取れたといった意味が読み取れるわけです。
つまりお魚のタイにも〇位タイでも、均衡やら調和やら均整やらどこにいっても何しても非常にバランスがいいのがタイ
って、、、別に最初からそれ狙って書いてるわけではないですよ。
偶然です偶然。
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