「くだらない」 の由来
「くだらない」という言葉は朝鮮半島の歴史上の国「百済」からきている。
「それが(百済)がない」ことからつまらないものであるという意味になった。
そんな差別的なことは言ってはいけません。これは全くの誤り。
「くだらない」の「くだる」は、川を下る、腸を下る(下痢)といった使い方から想像できる通り一本筋が通ることを表しているのです。
つまり「くだらない」は一本筋が通らない、理屈にあわないことを表すのが始まりと考えられるわけ。
なるほど!これは一本取られた気分です。
さてすっきりしたところで今日の「くだらない」、実は私の口癖だったことが判明しました。
自分の口癖って普通他人に指摘されないと気づかないものですが、私には前から自覚があります。
口に出さずにこの言葉を心の中で連呼していることが多いのです。
くだらない、くだらない、くだらない、くだらない、くだらない、くだらない
一日に何回連呼していることでしょう。
もちろん面倒なこと、無駄なこと、割りに合わないこと、またそういった時間、仕事を押し付けられたときなど連呼するケースは様々ですが、いざ「くだらない」の由来を知ったところで驚きです。
私は「筋の通らないこと」が嫌いなのです。
無意識のうちに最も正しい使い方をしていたようです。
私の口癖としてはこれ以上の言葉はないかもしれません。
人より自分が強い(自己主張)せいか、どんなことにも自らの意見を持っていてどこでもなりふり構わず立場もわきまえず、言わずにはいられないたちなのです。
言ったことで時には落ち込み、時には後悔し、たまに賞賛されることもありますが世の中には矛盾と無駄がいかに多いかということをこの年になって思い知らされております。
でも冷静になって考えてみると、「くだらない」ほど人を傷つける言葉もありませんよね。
相手が本気で話しているのに、「くだらない」はやはり失礼。
「くだらない」ように見える会社の親睦会の飲み会も少しでも打ち解ければ意味のある時間。
「くだらない」雑談が相手にインパクトを残し営業に利益をもたらすこともあれば、一人だけお茶らけてAKBを歌う普段は「くだらない」課長が評価されることも大いにあり得るのです。
なんて書いている自分の成長を少し認めてやりながら、口からの「くだらない」はもちろん心の「くだらない」も減らしてもっと前向きな人生を歩もうと決意するわけ。
。。。。。。。 - 2016年8月3日, 9:30 PM
江戸時代に灘や伏見の上方の酒が関東特に江戸に船で送られ、将軍に献上されました。そこから下ることが出来無い=つまらない、良くないとなり、くだらないになりました。今でも、上京、や下野などが同じニュアンスを含んだ意味として使われています。