「ビデ」 の由来
最近のトイレというのはボタンがたくさんついていて困る。
私はお風呂以外で局所を水で洗うというのが気持ち悪くてなんとも苦手なので、いわゆるTOTOのウォシュレットのような機能はあまり求めてはいない。
それでも流すという行為は社会常識上自分でしなくてはいけないのでレバーを探すわけですが、最近は千差万別の様相も呈しており一見それとはわからないことも多く
ついついボタンに書かれた日本語を頼りに「流す」などを押したくなるのですが、一度痛い目にあったので、(いきなりウォシュレットがジャ~)万全を喫していないときには押さないようにしています。
更に最近は気になる二文字がよく見られる。
それは「ビデ」
世の男性気になってない?
日本にありがちな何かを隠すという目的でその言葉が選ばれたと推測が出来、その隠すべきものが我々男性でなく女性向けのものであることが明白だから今までそれに触れる事はなかったのですが、今日はいい機会なのでその辺を調査しておきましょう。
■「ビデ」の由来
「ビデ」はフランス語のbidet(ビデ)からそのままきている言葉なのだそう。
ではそのビデとはなにかというと、排便後の肛門や排尿、性交前後の性器や陰毛その周辺などを洗浄するための器具のこと。
ここで具体的に性交と掲げてしまっているのが欧米らしくあり、日本にはない文化。
南欧、特にイタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、マルタ、クロアチアなどの一般家庭のバスルームにはシャワー、便器と並んで必ず設置されていると言います。
今思い出しました!
フランス旅行に行ったときに本物を見かけました。
洋式便器の便座と蓋をはずしたようなつくりで、水が張られておりそこから二本のノズルのようなものがお目見えしていた気がするのですが・・・(少し記憶が曖昧)
正直その形が異様で、使い方も理解できずに不思議に思ったものです。
何かが起こることと、海外で変な目で見られることを恐れ、好奇心はありましたがその場を後にしました。
実はビデは、洋式のトイレと違い、またがって利用するといいます。
そのことから、フランス語の「子馬」を意味するビデと言う名称が付けられたのです。
水(及び湯)をためて手で肛門や性器を洗浄するものと、上向きの水栓が付いていてそこから水(または湯)が出て直接洗浄する二種類が存在するとか。
日本でビデが広まったのは温水洗浄便座が普及した1980年代頃から。
それまでもホテルの浴室等に設置されている場所もあったそうですが、多くの日本人にはその本来の用途が分からなかったために風呂上がりに口をすすいだり、小便用の便器であると勘違いする人も多かったといいます。
確かに、私も小便をしたり手を洗ったりするところでした。
微かな記憶を頼りにしているので正確なことは言えませんが、私がみたビデはあまりキレイではなかった気がします。
水もビデそのものも汚れていて、跨るものだと知っていたとして、局部を洗浄するものだと知っていて自分が女性であったとして、それを利用するかどうかと聞かれたらそれはおそらくNO。
日本人がいかにキレイ好きかというのは海外にでて初めて気がつくものです。
そして改めて日本にビデは必要かと聞かれたなら、毎日風呂に入る我々には必要のない気がします。
でも「局部洗い」とか「おまた洗浄」とか、それらしいマークとか考えてとかいわれても思い浮かばないのでやっぱり濁してビデと書かれていることになんの異論もございません。
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