「たわし」 の由来

「たわし」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。

「亀の子たわし持ってきて。」

バーベキューの後片付けをしていたら突然先輩に言われたんだけど正直「亀の子」って言葉に聞き覚えがあるようなないような。
もしかして特別な「たわし」なのだろうか?といった疑問が湧き出てきて探しだした、いわゆる普通のたわしをそ~っと近くに置いてそこから離れてから「持ってきました~」と声をかけて遠くから様子を伺った。
どうやら間違いはなかったみたい。
でも「亀の子たわし」って何?

亀の子束子とは、「タワシと言えば元祖亀の子束子(たわし)!」と言われるほどの老舗。
創業は100年を超えるという。
その歴史の長さからも「たわし」の代名詞として人々に認識されているそうですがこの名称はもちろん、株式会社亀の子束子西尾商店の登録商標なのだそうなので「たわし」を一概に「亀の子束子」と呼ぶのは誤りだしもちろん某NHKでも絶対にそのような表現は用いられませんので悪しからず。
その名前については形と大きさが亀に似ていることが一つ、またその亀には長寿で縁起がよく、水に縁もあることからつけられたのだそうです。
というわけでその次。

■「たわし」の由来

「たわし」は「束子」という漢字の示す通り、束ねたものから来ていると考えるのが妥当なようです。
昔は藁(ワラ)などを束にして洗い物に使ってました。
「持ち手藁」として「テワラ、タワラ」という呼び名が生まれ「俵 たわら」と区別する為に「タワシ」となったとする説が有力だそうですが私の調べた限りでもこの説が妥当な気がします。
(「子」についてはお菓子の子と同じで言葉の調子を整える添え字。)
「タワシ」を方言で「タバシ」と呼ぶ地方もあるとのことですがこれについても「束ねる」からきているのでしょう。

普段はそれほど意識しないけど、いざというときにないと困る、束子もそのひとつではないでしょうか。
最初に書いたバーべキューのときなど、洗い物をしていて汚れが落ちない。
そんな時にはたぶん、ほとんどの人が草を束ねて使うのではないでしょうか。

更に頭を使うと、乾燥していたほうがいいという結論が導かれ、更にしっかりした茎を持つ植物・・・なんとなくワラに行き着く感じです。
納得の「たわし」の由来に、亀の子束子の勉強。
今日は大変ためになりました。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 束子屋吉右衛門 - 2014年2月9日, 5:23 午後 Reply

    束子の由来を拝見。
    束子の歴史を調べているのですが書物がありません。
    私の説では、麦わらを束ねた物は庶民用。棕櫚を束ねた物が貴族用と分かれるのではと仮説しています。
    棕櫚の起源は、空海が持ち帰ったとする唐棕櫚、と在来の和棕櫚があり、一般的にどちらか区別出来なくなっているようですが、自宅にあるのが唐棕櫚といわれています。
    一方、箒は正倉院の宝物として奉納されているし、神を払う物として貴重なものでした。その箒はあしとか棕櫚で作られたのではないかと考えます。
    そうすると奈良時代に束子があったと考えても不思議ではありません。麦わらは、もっと古く縄文時代と考えれます。
    いずれの素材も抗菌性に優れ、湿気に強い素材です。

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