「シンクタンク」 の由来
日本では横文字にするとかっこよく見えるといった傾向が未だに根強い気がする。
たいした団体でなくてもそれなりの冠がつくといっぱしに見えたり。
また、横文字にすると一瞬相手にその意味を考えさせるという間が自分にとって言い逃れを考える時間の余裕になったり。
まぁ兎に角、横文字の理解しがたい団体は日に日に増えている気がする。
さて今日とりあげるのは「シンクタンク」であるのだが、私はその意味すら知らずに書き始めたので、こちらの団体が決してそういったいい加減な組織と同じと言っているのではないことを最初に記しておく。
なんせ「シンクタンク」と聞いて、タンクはもちろん戦車とか水槽をイメージしたし、シンクにいたっては、台所の流しを想像してしまった。なるほど、流しの水槽のことかと。
■「シンクタンク think-tank」の由来
「シンクタンク」は「think-tank」と書く。
様々な分野の専門家を集め、国の政策決定や企業戦略の基礎研究、コンサルティングサービス、システム開発などを行う組織それがシンクタンク。
由来はその英語の綴りどおり、「think-tank」つまり頭脳集団からなんだけど私流のキレイな解釈では「知識の泉」としておきたい。
「think factory」とか「brain bank」といった表現が用いられることもあるのだそう。
分かりやすい日本語に訳すと総合研究所あたりが妥当らしい。
世界的に見ると1900年代初頭に頭脳を意味するイギリスのスラングとして登場したのが最初。
第2次世界大戦では戦略や計画が練られる機密保持室という軍事用語として用いられる。
今のような研究機関を指す言葉となったのは1960年前後。
ニューヨーク・タイムズ・マガジンが用いたのが最初とのことだ。
頭脳集団ってなんだかそれだけで格好いいですね。
総合研究所といわれれば納得。
でも「シンクタンク」と言われるとやっぱり距離を感じるなぁ。
私だけ?
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