「バフンウニ」 の由来
北海道に住む親せきがたくさんの海の幸を送ってくれた。
我が家は一同大興奮。
ホッケも鮭もイクラも最高だったのだけど、その中でも一番はウニ
回転寿司でも一皿平均500円以上するウニがぎっしりと詰まった板皿。
「今回はバフンウニを送ってみたから。」
それほど知識のなかった私は、その意味するところが分からず、バフンという言葉からあまりいい印象を持っていなかったのだがこれほど美味しいウニを食べたことはない。
しかもそれを自宅で食べられるなんて…
と自分の人生を回顧し、心では感涙を流しながらつまんだ。
ここが貧乏人。ぎっしり詰まった容器からつまむ。
しかも一半たりとも無駄にしないようにと、最後にかき集めるのではなくかき集めながら食べてしまう。
なんだか虚しく切なく貧乏っちいのだが庶民だから仕方がない。
■「バフンウニ」の由来
どうやら日本で食されているウニは大きく分けて二種類であるということがわかった。
トゲの長いムラサキウニとトゲの短いバフンウニ
あのトゲトゲの中の黄土色の中身を我々は食すわけだが、あれは実は卵であるとのこと。
そんな事実、知らなかった人意外に多いのではないか。
ムラサキウニよりもバフンウニのほうが高価であるというのが一般的だそうだが、その理由の一つは後者の方がクセがないという理由が大きいみたい。
バフンウニは緑色の小型のウニで、短いとげが体(殻)をびっしりとおおっている。
全国各所でとれるが、東北から北海道にかけてとれるものは特に高価で「エゾ(北海道)バフンウニ」という種類のようだ。なんとなく聞いたことがある。
さて注目のその名前についてだが、そのまんま「馬糞に似てるから」とのこと。
誰だ!高級食材にこんな名前付けてのは~と憤りを覚えるわけだがウミウシの存在を思い浮かべると牛がいるなら糞もするわなと自分を納得させたり・・・
でも皆さんは折角の楽しい食卓で、私のように「バフンうめ~」などと大声で叫ばないように一定の配慮をお願いしたい。
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