ホタテの由来

Photo By Wany Bae

「ホタテ」 の由来

ホタテガイ(帆立貝、ほたて貝、ホタテ貝とも呼ばれる)は食用としてよく知られ、殻径は20cmほどになる大きな二枚貝。
貝殻はふくらみが強い殻と弱い殻とが合わさっているそうで、ふくらみが強い方が右殻とのこと。
(まぁそんなこと知らなくても大丈夫、生きていける)
殻の中央には大きな閉殻筋(まぁ読んで字のごとく開閉するいわゆる柱のこと)がある。
また、外套膜(いわゆるヒモ)の周りには、およそ80個の小さな眼点(つまり眼)があるそうで、そこから明るさを感じることができるらしい。

浅海の砂底に生息。
日本での南限は、日本海が能登半島、太平洋が東京湾。
ただ、大規模な商業的漁業が可能なのは東北地方の三陸海岸以北。
天敵はヒトデ、オオカミウオ、ミズダコ。

こうみると気にもとめず、ただ口に放り込むだけだった貝にも興味が沸くから不思議なものですね。
物心付いたときから皆が美味しい美味しいと口にする光景を眼にしていたからか、当たり前のように自分も口に放り込んではいましたが、貝ってなんともグロテスク。
その中でもホタテは比較的ビジュアルも優しくて比較的食べやすい貝ではないでしょうか。

それでも嫌いな人っているんですよね。

臭いがダメ、味がダメ、見た目がダメ、それこそ言ったらキリが無いのですが、嫌いなものってなかなか克服できないので仕方がありませんね。
身内にも一人いるのですが、その人の嫌がる様を見ているとこっちも苦手になりそう。

ホタテの由来

ホタテは世界中で食されているそうで、国毎に名前があるといいます。

中国語では、ホタテの貝を扇に見たたて「扇貝」

英語ではホタテの同属のイタヤガイを”scallop”と呼ぶため、その一種である”Mizuhopecten yessoensis”を”Japanese scallop”と呼ぶそうです。

キリスト教圏では英語で言うところの”scallop”の貝殻は、中世以来、聖ヤコブの象徴物とされてきたそうで、フランス語では「聖ヤコブの貝」を意味する 「coquille Saint-Jacques(コキーユ・サンジャック)」と呼ばれているのだそう。
日本では「ホタテガイ」の元となっている帆立貝が古くからの呼称。

これは、貝殻の一片を帆のように開いて立て、風を受けて水上を帆走する帆掛舟(ほかけぶね)から来ているといいます。
そのように、海中あるいは海上をホタテが移動する様から付いたと考えられますが、それは実は誤り。
たしかに素早い運動はするものの、それは、貝の中に入っている海水を勢い良く吐き出すことによるもので、我々が安易に想像する片方の貝殻を帆のように立てて走るといったことはないそうです。

誤りと書いてからなんですが・・・前述のホタテ貝の名の起こりは、1716年の寺島良安編、和漢三才図絵から。
「その殻、上の一片は扁くして蓋のごとく、蚶(あかがい)、蛤(はまぐり)の輩と同じからず、大なるもの径1~2尺(30~60cm)、数百群行し、口を開いて一の殻は舟のごとく、一の殻は帆のごとくにし、風にのって走る。故に帆立蛤と名づく。」とあるそうです。

まぁそう見えたのだからいいのではないでしょうか。

確かに水族館でたまに見る貝はそのスピードに眼を疑うことがあります。
手も足も無いのに!

そう考えると余計に気持ちが悪いかも・・・



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. hide + - 2019年2月1日, 8:12 AM Reply

    そうみえたのだから、いいんではないんでしょうか、の下りがステキです。
    あたたかいコメントですね。

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