「@(アットマーク)」 の由来
今日は普通にお勉強になる、ためになるお話。
お相手は「@ アットマーク」さん。
このアドレスにもれなく付いてくる@さんは、いったいどちらからお越しなのか?
皆さんも不思議に思ったこと、一度や二度あるのではないでしょうか。
毎日当然のようにビジネスでメールを用いているそこのあなた!ご存知でしたか?
(どこぞのブログみたいな読者の集め方)
■「@(アットマーク)」の由来
アットマークは、古来ラテン語の「ad」の略語からきているのだそうです。
そこから発展し、商用の単価を表す意味で使われ、そこから我々に身近な電子メールのユーザー名とホスト名の分かれ目を表す記号となりました。
更にその使いやすさからか、RPGゲームではプレイヤーを表したり、ハッカー同士の連絡では、アルファベットの「a」の代わりとして用いられたり、様相論理学での現実世界を現したりと(書きながらなんのこっちゃといった感じ)ごく最近ではその使われ方はさまざま。
日本では自分の所在を表す記号として使うことが多いようです。
さてそのラテン語のルーツから紹介すると、中世の修道士が、ラテン語の「ad」を縮めて、アルファベットの「a」の周りに「d」の半周を書いたことが始まりとされているそう。
なるほどよく見ると「a」と「 ○」ではなく二つは繋がって「@」が構成されていることに気付きます。
この「ad」が、後に英語「to」や「toward」、「near」、つまり「at」の語源となるわけです。
これが商用の単価「at a rate of」を表す意味ですね。これが今から1,000年ほど前のお話。
1880年には、このアットマークが正式な記号として認められ、キーボードにのることになります。
これ以降はアットマークがその元々の意味として使われることはほとんどなくなったようです。
そしてインターネットの登場。
電子メールの創始者であるレイ・トムリンソンさんがメールアドレスのユーザー名とホスト名の間の記号として使ったことから、一気に世界中に広まっていきました。
ちなみに、この場合のアットマークは「at some other host」の略語と考えられます。
非常に使いやすいマーク、それが「@ アットマーク」。
これからもその利用法は広がっていきそうですね。
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