「2ちゃんねる(にちゃんねる)」 の由来
匿名掲示板「2ちゃんねる」
今ではその存在は、ほとんどの人が知るところ。
その後のSNSなどを考えると、一時代前の情報媒体サイトと言えなくもないが、未だにその人気が衰えないのは、ゴシップ週刊誌のような人々の興味をそそる不確定ながら様々な裏情報がそこに詰め込まれているからではないだろうか。
その存在を世に知らしめたのは、やはり映画からドラマにもなった「電車男」であろう。
1人で悩んでいた青年が、匿名掲示板の中のバーチャルな仲間の声援を受けそのアドバイスから自信をつけ、恋にアタックする。
こうなると暇つぶし、鬱憤晴らしの場であった掲示板が大きな意味を持ってくる。
わからないものである。そこに人生を変えるような力が発生したのだ。
ある調査によれば、その利用人口は1000万人。
もちろんその存在は今でも社会現象であろう。
■「2ちゃんねる(にちゃんねる)」の由来
実は2ちゃんねるは二番煎じだったことを皆さんはご存じだろうか?
最初に登場したのはあめぞう氏の設立した「あめぞう掲示板」というもの。
実は私も今はじめて知りました。
その「あめぞう掲示板」が機能停止となった隙を突いて立ち上げたパクリ掲示板、それが「2ちゃんねる」なのだ。
当初は前者の難民収容所のような立場であったが、あめぞう掲示板の再起不能によってポジションを獲得し、なおかつ独自の歩みを始める。
もちろん、あめぞうさんはその存在を喜ぶことはなく、その信者の様子を某宗教団体になぞらえて「管理人のひろゆきは壺でも売っているのか?」と発言したことから「痰壺」と揶揄しているそうだ。
しかし2ちゃんねる管理人ひろゆきさんもしたたか。
「壺」の画像をあえてトップページに貼るという暴挙に出て、その認知度を上げたというから面白い。
ちなみに「2ちゃんねる」という名前の由来については関東のテレビでは2chには放送局が割り当てられていないため(アナログ時代)ビデオやゲーム用のチャンネルであったことから、様々な話題を扱う掲示板にふさわしいと管理人ひろゆきさん自身が語っているというが、当初はだれもが「あめぞうが1chであり、その後継であるから2ch」と受け取っていたらしい。
こういったことからもその因縁を感じますね。
人間には本音と建て前というものが存在する。
誰しも言葉にしたいけど、できないことがある。
だからこういった掲示板が捌け口となっているのは明白である。
そのゴシップ性は時にトラブルを巻き起こすが、それが必ずしも誤りだとは言いたくない。
それは、そこに真実が隠されていることも往々にしてあるからだ。
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