「アーケード」 の由来
アーケード街で火災が発生し…
朝のニュースをみながら、このアーケードとは何なのかということに疑問を持つ。
私は田舎暮らしなので身近にアーケード街を認識していたが、若い世代ではもしかしたらそれほど知られていないのではないだろうか?
もう一つ気になるのがアーケードゲームという表現。
主にゲームセンターでのゲームをこのように呼ぶわけであるがなぜにアーケード?この二つの関係性とは?
■「アーケード」の由来
「アーケード」とは何か。
「アーケード」はもちろん外国からでイギリスの「arcade」から来ているのだそうです。
アーケードの意味は一つ目にアーチ形の天井をもつ洋風建築、また、その下の通路のこと。
二つ目に歩道にかける屋根のような覆い、またそれを設けた商店街のこととあります。
外国への憧れからなのか、それとも東京のマネからなのか日本では、商店街がこの形式を採用した「アーケード商店街」が1950年代以降全国各地に誕生しました。
もちろんその後の再開発でその多くが壊されてきましたが現在でも一部の地方ではその名残を感じられます。
ただ日本での元祖は、軒を長くして軒の先にも柱を付けることで雪が降ってもその下を歩けるようにした東北・信越地方における「雁木(がんぎ)」というものだったそうで、その役割は大変理にかない納得できるものですね。
その後、昭和も中期になって全国の商店街に普及していったのは鉄鋼建築の進歩も関係があるようです。
しかし、それを「雁木」でなく「アーケード」と呼ぶのは一部外国への憧れとみて間違いないことでしょう。
ではなぜゲームセンターのことをアーケードと呼ぶのか?
それは英語でこれらの施設を「ペニー・アーケード」とか「アミューズメント・アーケード」と呼ぶことからきているのだそうです。
アーケードといえば、前で述べた屋根のある商店街のイメージが我々にはありますがアーケードにはほかに「一列に連なって食べ物や様々な種類のゲーム、グッズなどを売る遊園地」という意味もあるというのです。
そのアミューズメントにコインを投入して遊ぶゲーム機があったなら「ペニー・アーケード」と呼んでも不思議はありません。ちなみにペニーはお金(硬貨)のことですね。
それぞれイギリス、アメリカから別々に入ってきたアーケードの解釈はそれぞれの国のお国柄を示しているのかもしれませんね。
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