「テニススコアの数字」 の由来
テニスという競技はなんとなく好きになれませんでした。
理由は・・・なんとなく男がやるとチャラく見えるからです。
大学のサークル勧誘でたくさんのオファーを頂きましたが、テニスだけは最初から眼中にありませんでした。
でも最終的に選んだオールラウンド(いわゆるなんでもやります)が酒飲みばかりでかなりチャラかったので今思えばどこでも一緒だったのかと・・・
それならかわいい子は大概テニス部という鉄板ジンクスから導き出した答えは最初からテニス部に入ればよかった・・・と今だからこそ公にできる後悔。
ただ、テニスが好きになれなかったのは異国の文化丸出しのよくわからないスコアの付け方を、生粋の日本人である私の体が受け付けなかったという理由ももちろん含まれている。
■「テニススコアの数字」の由来
そんな理由からルールを覚える気もなかったのだが、伊達さんが試合をしているとあの全身アスリートさに魅せられて思わずテレビのチャンネルを変える手が止まる。
中学英語でも対応できる、審判の声を聴いてみるがどうにも理解できない単語がある。
それは「ラブ」。
どうやら0をラブというらしいのだけど、なんともいやらしい。
「あなたはまだ得点がありません」を示すのが0なわけだが、それをラブということは、敗者に対するいたわりなのだろうか?
このラブにはいくつか説があるそうで、loveにはもともとnothingの意味があったのだとか、ゼロが卵の形に似ていることからフランス語の「レフ」(卵の意味)となり、イギリスに伝わったときに英語ではラブとなったとかいずれも確証はないようです。
まぁどれをとっても「敗者への労りや愛」と考えるのは大きな間違いのようである。
テニスのスコアへの疑問はそれだけではない。
なぜ15刻みに15、30、といきなぜかその次が40なのだろうか?
この計算方法は中世のヨーロッパの貨幣制度に由来するのだそう。
当時のヨーロッパでは貨幣の単位が15刻みだったのだそうだ。
時計の針を利用していたからという説もあるが、どちらも15刻みであるということでは一致しているので特にどちらかと断定する必要もないだろう。それならなぜ45でなく40なのかというと、45(forty-five)は言いづらいので省略して40(forty)と言うようになったのだそうだ。
この日本では信じられないような略し方だが、先日同様の計算方法(表現)を私はスノーボードで目撃した。
それはハーフパイプでなのだが、1440度つまり四回転した場合の表現。
日本語でもこれはかなりの難解。特に技が繰り出された直後にどのように説明するのか。「でた~1440度回転の大技~。」それはない。
体操のように最初に技を披露した選手の名前でもついていれば容易かもしれないが(それがロシア人だと普通に難解であるというご指摘は他所でお願いします)4回転ともなると、捻り方も限られてくるので特別名前もついていない。
当然1400を重視して「14」と表現するのが適切なのだが、英語ではこの場合「40」つまり「フォーティ」と呼ぶのである。
これもたぶん「フォーティーン」もとい「フォーティーンフォーティ」と言っていられないからなのだろう。
今日の話からどんな結論が導き出されてかといえば、外国人は40が好き。
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