「あみだくじ」 の由来
仏、仏と念じていたら不思議な言葉が舞い降りました。
それは「あみだくじ」です。
もしかしたら「阿弥陀くじ」なのかしらと。
そもそもあみだくじとは・・線を引いた片隅に当たりや外れの印・金額などが記載され隠した上で各々が選択し引き当てるくじのことです。
皆さんも少なくても人生で数回は体験したことと思います。
先日、めちゃイケ新メンバーオーディションを見ていると若手芸人の間に、良く知る大物芸人が混じっています。
その人は懐かしいかぶりもの。
そして片足をあげ両手を広げて一言「ぱ~~。」
その響きも懐かしくてタイムスリップした感覚におそわれました。
もちろん私より若い世代にはなんのことやらかもしれません。
もう20年ほど前のことでしょうか。
土曜日の夜といえば・・人気を二分していた番組があったのです。
一つは「八時だよ!全員集合」のドリフターズ。
そしてもう一つはこの大物芸人「明石屋さんま」とビートたけしらによる「オレたちひょうきん族」だったのです。
番組内でさんまさんは色々なキャラクターを演じました。
今回テレビにでた「パーデンネン」の他、かまへんライダー、怪人ナンデスカマン、しっとるけなどなど。
そして私が今回のテーマで思い出した「アミダばばぁ」
下記「アミダばばぁ」の唄
「アミダくじ アミダくじ ひいて楽しいアミダくじ 男と女のあいだのばばあ。アミダくじ アミダくじ どれにしようかアミダくじ♪」キャラ扮装は写真参照
一度聞いたら忘れられないこのフレーズは永遠にたくさんの方の頭の中のメモリーとして生き続けることでしょう。
驚いたことに、この曲は作詞作曲唄のすべて担当したのは桑田佳祐さんだったのです。
さらにコスチュームはコシノジュンコ。
お笑いとはいえ当時の勢いを感じさせますね。
そうでした。
めちゃイケとは土曜八時繋がりか。
今更?気づいてすみません。
「見ぃーたぁーなァー」が決めゼリフで、アミダくじ攻撃が得意技で、回によってアミダくじに趣向を凝らしていましたね。
ということで、長く引っ張りましたが、そんなアミダばばぁが印象的な「あみだくじ」調べてみましょう。
「あみだくじ」の由来
結論から言えば、「あみだ」は阿弥陀如来に由来するそうです。
驚きですね。
ところで阿弥陀如来って?・・汗
関東で有名なものとしては、鎌倉の大仏 茨城県牛久の大仏だそうです。
梵名は「アミターバ」(amitAbha Amitabha[amitaabha])、あるいは「アミターユス」(Amitayus, amitAyus[amitaayus])といい、それを「阿弥陀」と音写するそうです。
この「アミターバ」は「無限の光をもつもの」、「アミターユス」は「無限の寿命をもつもの」を意味します。
それらから、空間と時間の制約を受けない仏であることをしめすそうです。
解り易い表現を使うと「無明の現世をあまねく照らす光の仏」となります。
どんな仏様かわかったところで話を戻すと、「あみだくじ」は、室町時代から行われていたそうですが、現在のあみだくじとは違っていたそうなんです。
真ん中から外に向かって放射線状に人数分の線を書いて、それを引いたものでありました。
そんな形をみて昔の人は感じたのです。
何かに似てやしないかい?
そうです。
「阿弥陀仏の後光」に似ていたのです。
ここで先ほどの説明。
無限の光、照らす光の仏、つまり「後光」が特徴的な仏様と。
ここまで書けばご理解いただけるでしょうか?というか私が理解できるように書いてみました。
やはり宗教は難しい。
最後に・・鎌倉時代以降、日本では浄土教の隆盛を受けて阿弥陀如来に関連した単語や言い回しがいくつか登場したそうです。
十八番 あみだ被り 他力本願 そして あみだくじ など。
その辺はまた今度。しかし、非常に興味深いですね。
漢字が多いので仏教はとりあえずこの辺で一区切りします。笑
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