「ハツカネズミ」 の由来
「まちのねずみといなかのねずみ」という話がある。
都会に住んでいるねずみと田舎に住んでいるねずみとが互いの家に訪問する話。
いなかのねずみは、朝摘みいちごやはっぱの布団でもてなしますが町のねずみは不満。
都会に住んでいるねずみは田舎のことを退屈なところと馬鹿にします。
都会は最高という町のねずみについて、いなかねずみは町へいきますが、何度も危ない目にあってしまい・・・
どこに住むのではなくどのように暮らすのかが重要である
ということを教えてくれるイソップ物語。
全くその通りという感じのするこの童話。一言で表すと…
住めば都・・・いやこれだと都会を重視しているかのようで馴染まない。
私の経験上から語らせて頂けば、田舎のねずみより都会のねずみの方が肥えている
これは間違いない。
■「ハツカネズミ」の由来
さて上述のネズミたちと全く違う人生を歩むネズミさんも存在することを皆さんは忘れていないだろうか。
それは実験用に改良・繁殖した飼養変種、通称「マウス」のことである。
マウスはその多くがハツカネズミの飼養変種と言われている。
さて、そのハツカネズミの名前には驚くべき秘密が隠されていた。
「ハツカ」とは「20日」のことを意味し、それが妊娠期間だというのだ。
つまり、一月以内に繁殖できるというわけで、単純計算でも1年に15回も増やせるということになる。
実験材料にもってこい!とはかなり残酷な人間の言い分。
他にも、噛まれても痛くない「甘口(あまくち)」のネズミというところから昔は「甘口鼠(あまくちねずみ)」と呼ばれたものが、写し間違いから後に「廿日鼠(はつかねずみ)」となったともいう説もあるが、どうやらこの説のねずみは別の種である可能性が高いということで可能性も低いようだ。
その大きさから生後20日程度の大きさにしかならないということで「ハツカネズミ」としたとする説もあるらしい。
この説にしても「マウス」にもってこいであるという事実しか頭に浮かばない私も毒されている。
今日はどのようにまとめるかというと、都会でも町でも田舎でも、自由のあるネズミは幸せであるということ・・・なのだろうか。
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