「閻魔大王(えんまだいおう)」 の由来
恐ろしいものといえば何を想像しますか?
そんな質問を受けたなら私は迷わずこう答えることでしょう。
「閻魔大王です。」
なんで怖いのか・・これはもちろん独りよがりとほんのちょっとの知識からですが、デカイ!舌を抜かれる!そして一番は圧倒的なのはその名前の迫力からでしょう。
そんなわけで今日は「閻魔大王(閻魔さま)」を調べてみたいと思います。
ところで閻魔さまはどこから来たのだろうと調べてみれば、仏教・ヒンドゥー教からなのだそうです。
これは知りませんでした。
あんまり宗教からってイメージではなかったので驚きです。
具体的なお仕事のほうは、死んで地獄へやってきた罪深き人々を生前の行いについて裁判にかけることだそうです。
ここで注意点がございます。
法廷には閻魔大王の管轄以外に全部で十回ほどの段階があるそうです。
日本では三審制が用いられていますがそれに置き換えていただけば十審制と理解できるかと思います。
なが・・
その中で閻魔様の地位のほうは・・
ご安心ください。
段階ごとの裁判官総勢10名のリーダーであるとのことです。(11名との説も)
つまり日本風に言えば、最最最最最最最高裁の裁判長というわけです。
地獄の主。
こう聞いただけでもやはり恐ろしいもので間違いないでしょう。
もちろん我々一般人にはお目にかかったことのない世界なので決め付けはいけません。
ですから、解釈は様々で冥界の王・総司であるとか、神様であるとも考えられているようです。
名前の由来
閻魔は、サンスクリット語、パーリ語のヤマ (यम, Yama) の音訳なのだそうです。
ヤマ ニャマ イェンマ エンマ こんな感じなのでしょうか。
ヤマラージャ(यमराज, Yama-rāja、)とも言われますがラージャは王の意味ですのでヤマで閻魔のようです。
音訳すれば閻魔羅闍(えんまらじゃ)、意訳すれば閻魔大王(えんまだいおう)と。
略して閻羅(えんら)、閻羅王(えんらおう)、閻王(えんおう)、閻(えん)とも言うそうです。
この漢字については、当て字とも言われるそうですがYama(閻魔)は、縛、雙世、雙王、静息、遮正、平等などと和訳できるそうです。
“縛”は罪人を捕縛する意、“雙世”は彼が世中、常に苦楽の2つの報いを受ける意、“雙王”は兄妹一対で2人並びたる王の意、また“平等”は罪人を平等に裁くとの意から。
難しい言葉ばかりですが、そこは裁きを下す全能なお方。
受け取るものによって印象が様々と考えれば納得です。
しかし、「雙王」気になりますね。
閻魔様には双子の妹でもいるのでしょうか。
閻魔大王は結婚しており、相手は三途の川で死者の衣服を剥ぎ取る「奪衣婆」(だつえば、通称だつえばばぁ)という妖怪であるという説もあるとか。
閻魔様の人間的な面も垣間見れましたね。
人間ではないか・・なんて書いていると見つけました。
インドの『リグ・ヴェーダ』では人間の祖ともされているそうです。
ヤマとその妹ヤミーとの間に最初の人類が生まれ、人間で最初の死者となったゆえに死者の国の王となったと。
キリスト教のアダムとイブ。
日本で言えばイザナギ・イザナミでしょうか。
ヤマとその妹ヤミーと言っているということは兄妹ですよね。
ということは先ほどの「雙王」にも通じます。
禁断の関係。
とその認知度の高さから様々な情報の湧き出る人気者「閻魔様」。
私同様に皆さんも親近感が出てきたことでしょう。
上記以外にも、10階の法廷の真ん中くらいの地位であるという人もあれば、鬼の形相ではなく明るく柔和で、笑顔を絶やさない優しい神であるという説もあるそう。
やはり決め付けることはできないようです。
一度行って確かめたいけどできればその先の暮らしも考えて、下より(舌を抜かれるよりは)は上の世界へ上りたいものですよね。
できれば会いたくないけど、すごく惹かれる。
儚い恋ですね。
こーいっつぁん - 2016年5月5日, 12:06 PM
わたくしの得た情報に、よれば、閻魔大王は、別名を、くにとこたちのみこと という眼の神様である。第三の眼という心眼を額の奥に持ち過去の犯した罪を、見透かす能力を持つ 十柱の神のリーダーで カルマの大王とも呼ばれている。 我々人間も進化の旅路を歩めば、心眼を授かるという。それには 魂とのつなぎをつける奉仕をして 魂との整列を保つ瞑想をすることだそうです。 我々人間は神に、なるのが仕事だそうで まだまだ長い長ーい進化の旅路を魂が経験しないといけない らしいのですが信じるかどうかはその人しだい。わたくしは信じます。