「お釣り」 の由来
普段は何気なく使っている言葉でも、漢字にしてみるとその由来が気になったりするもの。
例えば「おつり」はどうでしょう。
漢字で書くと「お釣り」と書くのは言われてみないと抜けていました。
■「お釣り」の由来
「釣り」は「釣り銭」の略なのだそう。その意味は「釣り合い」。
二つの物の平衡がとれているという意味の「釣り合う」ですね。
物のやり取りを交換でこなしていた時代、多く取りすぎた場合、あとから超過分に相当するものを相手に返すという習慣?制度?があったのだそう。
そこから、お互いの損得の*「釣り合い」*を調整し、多すぎた分を返すという意味で、「釣り」というようになったのです。
ちなみに魚釣りの方は、魚を吊り下げて捕獲することから「つり」となります。
釣り銭には全く関係はないようですね。
消費税のアップは我々の生活に大きな影響を与えました。
それは釣り銭にしても同じこと。
5の倍数から8という半端な数字となったことで、なんとなくお釣りも細かくなった気がしますが、そこは小売りのしたたかさ?切り上げ値上げに踏み切った業種も多いようです。
更に最近はポイントカードの流通により、10円以下を切り捨てたりといったこともありますよね。
もっともカードでやり取りをしたなら、いくら細かい清算でもそれを感じることはないのかもしれません。
最近、スイカ(Suica)を買ったものかどうか悩んでいます。
郊外の私は電車を使うことなど年に数回。
しかし、年々切符改札通貨の居心地の悪さを感じています。
車生活の人ならETCかもしれませんね。
混雑の解消からこれらのものは開発されたはずですが、もしかしたらいずれ訪れる大幅値上げの際に、それを感じさせないための前置きなのかもしれません。
小銭を開いて一円、五円、十円といった小さなお金がたまっているとそれを減らそうとするのが人というもの。
便利な世の中というのは、そういったことを忘れさせて浪費させることを促しているのかもしれませんよ。
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