Photo By Shoko Muraguchi
「どんぶり勘定」 の由来
細かく計算などをしないで、おおまかに金の出し入れをすることをどんぶり勘定と言います。
私は比較的・・・どんぶり勘定な方。
割り勘というものが苦手。
小銭のやり取りがあまり好きではないので、99円以下は切り捨てたいタイプ。
店の前でジャラジャラやるのも好きではないし、かといって一人ずつ会計もするのは時間の無駄と考えている。
でもそういったやり方、考え方を他人に押し付けるのはいかがなものかとも思う。
いっそのこと飲食店のレジも、最近のスーパーで見られるようなセルフサービスにはならないものかと思う。
でもよくよく考えるとあれも少し滑稽。商品は全て店員がバーコードを通すのに、最後の肝心かなめのお金のやり取りは・・・
客任せのコンピュータ任せ。まぁ、ミスがないとか、自己責任とかトラブル回避と考えれば妥当なのか。
でも、それならあのお金を受け取る皿も完全撤去でお願いしたい。お年よりも慣れるのに時間かかりそうだしね。
そういったやり方を取り入れていない店舗と、取り入れている最新型店舗をこちらは使い分けるわけにはいかないのだからね。
■「どんぶり勘定」の由来
「どんぶり勘定」と聞いたなら、ほとんどの人が「丼 」を想像するのではないでしょうか。
「丼」で何杯もご飯を食べるように、かき込むように何も考えずに「どんどん放り込む」
だから「どんぶり勘定」!
ところがこれは誤り。
実は「どんぶり勘定」と器の「丼」は何の関係もなかったのです。
「どんぶり」とは、江戸時代の職人が身につけていた胴巻きのこと。
あのお祭りでよくみかける「どんぶり」がたぶんこれ。
江戸時代から戦前にかけての職人達は、胴巻きをつけ、そこに小銭や小物を入れて財布代わりにしていたのです。
時代劇での服装を思い出すとなんとなく想像がつくのではないでしょうか。
この「どんぶり」から、ちゃんと計画もせずに小銭を掴んで支払う様子をたとえて、計画もしないでどんどんお金を使う様を「どんぶり勘定」というようになったのであります。
でも、それこそ「粋」なんじゃないかなと思ったり・・・江戸っ子の職人だし・・・
どんぶり勘定・・・それほどせこくないかもしれませんなぁ。
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