「オーケストラ」 の由来
バンドとは楽曲を演奏する集団のことで英語からきているんだけど、その英語の「band」には本来音楽の意味はまったくなく、単に人々のグループに対し広く使うのだそうだ。
しかし日本で「バンド」と言った場合は、音楽に関するグループにのみ適用されジャンルを問わないのが一般的。
訳語としては楽団(がくだん)というものがあるが、もしバンドを全て楽団にしたなら世間のバンドマンたちの数は大幅に減るのかもしれない。
更に楽団だとその幅が広がり、オーケストラ(管弦楽団)も含まれてしまう。
オーケストラとなるとイメージ的にその数は半端ない。
ただ、そのオーケストラとバンドの区別に関しては実に曖昧だそうで電子楽器(エレキギターや電子ピアノ)やドラムセットを使用しているか否かといったところ止まり。
その区別は難しいようだ。
■「オーケストラ」の由来
オーケストラという言葉も英語からきているのだが、更にそのルーツをたどるとギリシャ語のオルケーストラ(ορχηστρα)からなのだそうだ。
これは古代ギリシャの円形劇場の舞台と観客席の間の半円形の場所を指しており、そこは楽器奏者とダンサーに割り当てられたスペースなのだとか。
その後、この場所に配置される音楽集団がこの名称で呼ばれるようになりこのオルケストラがオーケストラの語源となった。
そうなると更に曖昧になる。
オーケストラは演奏だけでなく踊りも含まれていたのである。
表現は自由であり、音を出しても歌っても踊ってもいい。
でもやはり楽団とは、今の日本では呼べないだろう。
バンドとオーケストラの間にはお互い譲れない壁が存在しているから。
最近のコメント