「セクハラ」 の由来
「セクハラやじ」という見出しが、どうにも「セクハラおやじ」に見えて仕方がない。
その数を背景に自民党所属議員の失言が後を絶たない。
都議会で「セクハラやじ」を最初に飛ばした議員は、自分の発言であることを認める前は「セクハラやじ」に対しての記者の「議員辞職に値するかという質問に「そうなるでしょう」といったコメントを出していたが、そのことについて記憶がないという。
僅か数時間前のご発言。なんともたいした政治家様だ。
特にこれ以上掘り下げる必要性もないから由来メモではここで幕引き。
■「セクハラ」の由来
日本社会にもすっかり定着した「セクハラ」、それがセクシャルハラスメントという英語から来ていることをご存知の方は多いと思うがその成り立ちを知る人は少ないのではないだろうか。
セクシャルハラスメント(Sexual harassment セクシュアルハラスメントとも)とは、日本語で「性的嫌がらせ」という解釈が用いられる。略してセクハラ。
職場などで「相手の意志に反して不快や不安な状態に追いこむ性的なことばや行為」と考えられるが、その意味は広く少し曖昧で単純ではない。
具体例をあげてもキリがないことだろう。
実はこのセクシャルハラスメント(Sexual harassment)も造語なのだという。
1970年代初め、アメリカの女性雑誌「Ms」の編集主幹でフェミニストグロリア・スタイネムらが作り出した言葉。 アメリカでも意外にその歴史が浅い。
それが日本に入ってきたのは1980年代も半ば。
その認知度が一気に増したのは1989年、福岡県の出版社に勤務していた晴野まゆみさんが上司を相手取りセクハラを理由とした日本初の民事裁判を起こしたのがきっかけと言われている。
これによって、日本の職場でそれまではセクハラと意識されず、何気なく行われてきた女性に対する行為や発言がセクハラになるのでは話題となり、テレビや雑誌などで取り上げられるようになった。
そしてまさにその年に新語・流行語大賞の新語部門で「セクシャルハラスメント」が金賞を受賞、女性がその地位を獲得した歴史的瞬間と言っても過言ではないだろう。
それから20年以上が経過しているが、特に職場でのセクハラ、派生語であるパワハラは後を絶たないという現実がある。
政界のセクハラに関する先生方の認識そのものが甘いのではないかという新聞を記事を見かけた。
世間の常識が非常識世界の常識?
モラルが問われる一件な気がしてならないのは私だけだろうか?
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