「処女(しょじょ)」 の由来
貞操観念なんて死語となりつつあるのだろうか。
いやそんなことはないと思う。
男性の数人に一人が結婚しないように、女性も二割程度の皆さんが生涯を独身で過ごす時代。
もしかしたら一生涯経験せずに終える方もいるのであろうか、いやいるはずだ。
性交経験の低年齢化が叫ばれるが、そちらに気が行きすぎるあまり見落としがちなのが未経験者がいつまで操を保持し続けるかというタブーだ。
我々は女性芸人のネタなどからしかそのデータを持ちえないが実際のところを調べたら意外や意外!?な数字が出てくるのかもしれない。
年齢があがるとなんとなく重くて敬遠されやすいという話も聞くし…
性交=子孫の繁栄と考えたなら特別な事情がなければ是非営んでほしいものであるがそこは人間。不本意な営みはたとえ焦りがあっても推奨はできない。
かといって安易に捨てるのも・・・いかがなものだろう。
■「処女(しょじょ)」の由来
操(みさお)といっても若い人には通じないことだろう。
意味は「考えや信念を貫き通すこと」であるが限定的に女性の貞操をさす用法が生まれたらしい。
操(みさお)=処女
一般的にはこちらの方がなじみ深いことだろう。
処女という言葉は中国語に由来するという。
その意味は「結婚前の家に居る女性」。
それが男性との経験がない女性を意味するようになったということは、やはり古代中国にも貞操観念があったのだろうか?
いやいや当時は処女とは「かわいらしい女性」をさしたとあるのでどちらかといえば、結婚すると図太くなるという教訓なのだろう。
それが日本に入って「初めて」の意味を表すようになったのは明治以降のこと。
ヨーロッパ言語の訳語として用いられたことかららしい。
そういった観念がなければ言葉も必要ないわけで、やはり江戸時代までははっきりとした貞操観念が存在したのだろうか。
現代でも50前後の男性の名前に「操 みさお」さんが多い。
その意味は処女ではなく「考えや信念を貫き通すこと」からきているということを今日は確認しておこう。
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