杜撰(ずさん)の由来
「政府のずさんな対応が・・・」
まぁ・・いい加減だったんでしょうね。
でも一国の政府ですよ。
いくらなんでも新聞も書きすぎではないでしょうかね。
消えた年金に、曖昧な原発対応、決められない政治、身を切れない消費税対応・・・
んん・・やっぱりずさんなのだろうか・・・
そんな話はさておき、「ずさん」てどんな漢字書くのだろうってふと思い、調べてみたらなんと「杜撰」と書くのだそうです。
ちょっとまってくださいよ、全く読めませんよ。
ってことで、「ずさん」の漢字に対する疑問を、このまま「ずさん」に終わらせたくないので詳しく調べてみました。
その意味は、
一、物事がいいかげんで、誤りが多いこと。物事の仕方がぞんざいで、手落ちが多いこと。また、そのようなさま。
(例)「ずさんな管理」「ずさんな計画」
これはもちろん私たちが普段から利用している使用方法ですね。
しかしもう一つ重要な意味があったのです。
二、詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。典拠などが不確かで、いい加減なこと。また、そのような詩文。
どうやらこちらが「杜撰」の由来に関係がありそうです。
■「杜撰(ずさん)」の由来
ずさんの由来は、その漢字に関係があるそうで、杜撰の「杜」は、中国の杜黙(ともく)という名前の詩人のことを表し、「撰」は、詩文をつくることを表しているといいます。
この杜黙(ともく)さんは宋の時代の著名な詩人の一人に数えられるほどの人物だったそう。
ところが、その詩は韻律などといった漢詩作の規則から逸脱することが多く、まぁ今風に言い方を変えれば個性的とか型破りだったようですね。
定形詩の規則にほとんど合っていなかったため、世間では「杜黙の詩は変則的だ」というのがもっぱらの評判でした。
それがいつのまにやら、「いい加減」で「間違いが多い」といった評価へと変わり、更に、いい加減で間違いが多いことの代名詞となってしまったのだそうです。
これらは、中国の「野客叢書」の故事からとのことなので信憑性が高いとされています。
もちろん名前に「杜」がつくというだけで、もしかしたら他人のことなのかもしれません。
ちょっとした歴史の成り行きとかでね・・
でも杜黙(ともく)さんが「ちょっと変わり者だった」ということは間違いないようなので、「杜撰(
ずさん)」の由来が自分の名前だってことぐらいではきっと腹を立てないことでしょう。
でも本業で名前を残せなかったってことはだけは、きっと不本意だと思うなぁ。
いい加減にしろ韓国―日本を嫉妬し、蔑む真の理由 (ノン・ブック)
最近のコメント