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「ダフ屋」 の由来
最近は音楽ライブもスポーツ観戦も遠のいているので、会場周りでの「チケットあるよ」とか「余ってない?」といった掛け声も久しく聞いていない。
彼らは元気なのだろうか?そんな心配は必要ない?
だって今の世の中ではチケットの必要な人だけで情報が共有できるし(SNSとかで)、インターネットのオークションで場所を確認しながら相場を特定して、公演日のだいぶ前から情報が共有できる。
お互い1対1の交渉では足元を見られたり、会場時間を気にして焦ったりして法外な額を吹っ掛けられたり…
いや、そもそもそういったダフ屋行為は違法だから悪しからず。
「ダフ屋」の由来
ダフダフダフダフダフダフダフダフダフダフ と10回言ってみよう。
何かに気付かないかい?
そうなのだ。
「ダフ」の由来は「札(フダ)」の逆読み(倒語)から。
反転させた闇屋の隠語と考えるのが妥当なよう。
な~んだと、なるほど!が行き交うこの由来に皆さんは納得?
ダフ屋行為とは「金儲け」を目的に値上がりするであろうチケットを大量に買いしめ、不当に高い値段で売ること。
ではネットオークションは対象外なのだろうか?
ダフ屋行為は、都道府県の条例によって取り締まられているので地方によりまちまち。
東京都迷惑防止条例を例に見てみることにしよう。
「転売する目的で得た乗車券等を、公共の場所又は公共の乗物において、不特定の者に、売ってはならない」
だからネットオークション等には適用できないのだという。
しかし、初めから転売する目的で大量のチケットを入手した場合、それはNG。
まぁそれを取り締まるのは中々難しいでしょうけどね。
まとめると、転売目的で大量に購入するような悪質なものでない限り、現時点ではネットオークションによるチケットの売買は法的規制には触れないとなります。
最後にもう一度確認しておこう。
47都道府県中40の都道府県で迷惑防止条例の名のもとダフ屋行為は禁止されている。
以下の2つの項目のうち1つでも該当すればそれはダフ屋行為となります。
(1)転売目的でチケットを公衆に対して発売する場所において購入すること。
(2)公衆の場で、チケットを他者に転売すること。
じゃあ公衆の場ってどこのことよ? 法律って実に曖昧ね。
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