LEGO(レゴ)の由来

数年前の話。
クリスマスにお金の余裕ができたので、何を買うと決めたわけでもなく街に繰り出しました。
洋服屋さんを何件かまわり、アクセサリーショップへ。
欲しいものもなく、特別今日買いたい!と思うものも見当たらない。
そうだ。親戚の子供におもちゃを買うのを忘れていた。
飛び込んだのは某有名おもちゃ店。
我々の小さい頃なんてそれほど広いフロアの店もなく、もちろん商品の数も今に比べればスズメの涙ほど。
ところが現在は様々なおもちゃが所狭しと並び、仮面ライダーなどは数十年前のライダーの人形まで売っている。
すっかり目的を忘れ、童心に返り時間も忘れて彷徨う始末。
そんな中で、今でも通用する夢のあるクリスマスにぴったりなおもちゃを見つけました。
それはレゴブロックです。
もちろん子供の頃の記憶にあるのはインパクトの強い、先ほどの仮面ライダーや戦隊物で間違いありませんが、熱中したのはこちらでした。
選び抜いた一品は、真っ赤なフェラーリ。
もちろん組む立てるものなので大人使用。
出来上がりの全長は40~50センチ。
レゴであることと、憧れの車であることがその決定の要因でした。
もちろんリアルに買える車ではありませんし、もしお金があっても買うつもりはありません。
目立つし、運転大変そうだし、おもちゃが走ってるみたいですしね。
ただ、あのデザインが好きなんです。
それが忠実に再現されていたのでこれはクリスマスに最適だ!と童心にかえり購入。そしてスキップしながら帰宅しました。
24日まで待てないので早速組み立て。
ガンダムは好きでもプラモデルなど細かい作業は苦手でやったことがなかったのでので苦戦します。
数日かけてようやくシールも貼り終えなんとか完成。
飾ってみると更に大満足。
大人の贅沢・・というよりは子供のような大人の優越感、て感じでしょうか。
笑ってください。
でもレゴってやつは大人にも夢を与えてくれるのです。
しかも仕事が丁寧で、こだわりも感じます。
そんなレゴを今日はサーチします。

みなさんはご存知かどうか、レゴはデンマークの玩具会社です。
これって知らない人以外に多いのではないでしょうか。
なぜってあまりにも身近にありますからね。

早速由来ですが、1934年「よく遊べ」を意味する「leg godt」いう言葉から会社の名前をLEGO としたそうなんです。
LEGO には更にラテン語で「組み立てる」の意味があるとレゴ社は主張しているそうですが、この動詞の形態は「読む」とか「集める」と訳すのが普通なので、「組み立てる」と訳すのは幾分都合の良い解釈だそうです。
現在のレゴ社の製品は、洗練されたシステムを持つプラスチック製の上質な組み立てブロックですよね。
でも創業当時はなんと家具店であったそうなんです。

1916年に開いた木工所で、創業者オーレ・キアクは地域の農家向けに家と家具を作って生活していました。
しかし1924年、2人の幼い息子が木の削り屑に火を着けたために木工所が火事で焼け落ちてしまいます。
なんだか北の国からみたいな話ですね。
その後世界恐慌がやってきます。

苦難の連続の日々の中、制作費を切り詰める方法を探すうちに製品の縮小模型を作り始めるのでした。
この時作った梯子やアイロン台の模型が、後に玩具を作る切っ掛けとなったのです。
その後前出のように会社名を一新し、プラスチックの使用が広がる時代の流れに合わせ、プラスチック製の玩具を作り始めるのでした。
しかし玩具にプラスチックを採用する試みは、当時の小売り業者や消費者には受け入れられず、売れ行き不振で返品の山となります。
なかなかうまくはいかないものですね。

今日見られるようなブロックのデザインが出来上がったのは1958年の事。
社名変更から10年以上まさに試行錯誤の傑作といえます。
その後も幾多の困難が立ちはだかるわけですが、それまで通り創業者の「不利を利点に変える」発想で乗り越えていきます。

小さく凝縮されたものこそ、物作りのあらゆる技術を結集した一つのアートである。
たかがおもちゃされどおもちゃ。

レゴの歴史は大人になった私にもたくさんの人生の教訓与えてくれました。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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