「タカラトミー」 の由来
私の時代からすると考えられない社名なんです。
トミーといえば!なんといってもミニカー。
細部にまでこだわっていて芸が細かい。
数十年前のものでも塗装こそさすがに剥げていますが、それ以外の状態はグッドコンディションなのが驚きです。
また今販売されているものもおそらく箱が当時のまま(な気がする)。
それが今の年になってもおじさんの心をくすぐります。
それと若干マニアックになりますが、私はなんといってもゾイド。
これはプラモデルのように恐竜型のロボットを組み立てるのですが、クリップのようなもので留めるため動くことが出来るんです。電池式で。
しかもサイズも大きくて組み立てが簡単なので私のように不器用な子供でもOK。
ずいぶんお年玉を投入したものです。
そのほかにも・・プラレール、黒ひげ危機一発(なつかし~)、そしてポケットモンスターなどのキャラクター商品があります。
一方、タカラといえばリカちゃん人形(女の子は分からないのでスルー)、チョロQ、
そして言われてみればのダッコちゃん(私の世代ではない)に未だにテレビゲームでも人気の人生ゲームがあります。
そんな二つの玩具メーカーが2006年に合併し「タカラトミー」てできた会社です。
そして「タカラトミー」は日本最大の玩具メーカーとなりました。
どちらもそれなりにヒット作もあるのにそれほど切迫していたのか?
疑問ですね。
詳しく調べてみると、トミーはバブル崩壊後の経営危機をファービーやポケモン関連商品のヒット、リストラなどの事業縮小で乗り切ってはいたものの、今ひとつ派手さにかける企業イメージの改善と更なる経営基盤の改善を求められていたそうです。
ポケモンは世界的ですが、やはり一つでは厳しかったのでしょうか。
タカラはヒット商品を相応に出してはいたが、ベイブレードブーム終了の反動で過剰な在庫を抱えることが多発した事や、別途展開していたチョロQ実車化によるミニカー事業(これ憶えてます 笑)や家電品事業がそれぞれ失敗したことで経営危機に陥り、廃業倒産の危機に。
そんな両者の思惑の中での合併でした。
ただ、短期間で合併した反動による数々の課題点が指摘されています。
例えば、日本国外の現地法人社名が「TOMY」であることや、日本国内でもトミー興産やトミーテックに代表されるようにタカラトミーアーツなど一部の例外を除いてブランド統合が進んでいないこと、旧社同士で被る事業の整理や負債解消などなどが挙げられています。
前途は多難のようですね。
■「タカラトミー」の由来
合併した2つ社名をそのままくっつけたので、それぞれの社名の由来について。
ミニチュアカー「トミカ」で知られるトミーは、富山(とみやま)栄市郎さんが大正13(1924)年に創業した玩具メーカーです。
当時の社名は創業者の姓を冠して「富山玩具製作所」でした。
生産量の半分以上をアメリカに輸出していたのですが、その時「富山(とみやま)」が「トミヤーマ」と発音されていたのだそう。
なんとなく分かる気がしますね。アメリカ人のいい方っぽいです。
日本でもより覚えやすく、親しみのある社名にしようという事で考えたときアメリカ流のニックネーム風の名前「トミー」が生まれたのでした。
一方、タカラは、創業地である「東京都葛飾区宝町」の地名からなのだそう。
これには唖然としました。
きっと夢があるのだろうと・・一方的に思い込みがありました。
もちろん!この「宝」に、玩具という子どもたちの”宝物”をかけて命名されたとのこと。
後付けじゃないですよね?笑
創業者の佐藤安太さんが、戦後すぐの脱サラ組として従業員2人から「佐藤加工所」をおこしました。
当初は、ビーチボールや浮き輪、動物など、空気で膨らませるビニール玩具を手がけ・・そのノウハウを活かし・・
「ダッコちゃん」をヒットさせたのでした。
そんな両社が一つになり、合併第一弾として発売すしたのが『ポケモン人生ゲーム』
んん・・・社名同様ヒット作をそのまま合体させただ・・
。。。。これからのタカラトミーに大いに期待です!
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