「くるぶし」 の由来
くるぶしとは・・
足首の間接部分の内側、外側、両側にある突き出した骨のことです。漢字では「踝」と書くそうです。
見たことのない漢字ですね。
他にも難しいものを見つけました。
きびす 踵 かかとのこと
ふくらはぎ 脹脛 脛の後方のふくらんだ部分
すね 脛 ひざからくるぶしまで などなど。
語源 由来
古くは「つぶふし」と言ったそうです。「つぶ」はそのまんま粒、「ふし」は節の意味。「くるぶし」に変化したのは室町時代ころからのようです。
江戸時代には「くろぶし」とか「くろぼし」とも言ったとか。なんだか「つぶふし」意外は語呂がよければ何でも良いといった感じですね。
しかしその「粒」に待ったがかかったようです。けっこう大きいし粒ではないだろうと。
それから「つぶ」が「くる」に変わったそうです。「くる」もおかしくないですかね。なんだか納得いきませんが。
「くる」は物が軽やかに回る「くるくる」や「くるま」からきたそうですが・・なんだか人間もロボットみたいですね。
こうなると「くるま」も気になります。調べてみると・・
「くる」はやはり「くるくる」からと、目が回る意味の「くるめく(眩めく)」などから。
「ま」は「わ(輪)」からと考えられているそうです。漢字「車」は象形文字。
今度は「くるめく」がわからない・・・
意味
物がくるくる回る。回転する。目が回る。めまいがする。慌てて騒ぎまわるなど。
ここで思い出しました。もしかして・・
「めくるめく」のくるめくでは?やはりそうでした。「目眩めく」でした。
意味 途方も無い 圧倒される 気が遠くなるような など。
知らない言葉ってたくさんあるものですね。
でもなんとなく感じることは、言葉の意味が通っても口触りが悪いと消えていくのかもしれません。
「くるわ」でなく「くるま」
「くろぶし」でなく「くるぶし」
「眩めく」はもちろん「目眩めく」も近いうちになくなる候補の一つかもしれませんね。言葉の世界も生存競争が激しいようです。
最近のコメント