「泥棒」 の由来
有難いことに私は一度もあったことがありません。
まぁうちなんて外見も華美ではないし、外出時でも開けっ放しが多いからリスクをおかして入ってもがっかりされることは間違いありません。
最近田舎では、葬式の間に泥棒に入られるという事件が多発しています。
これにはいくつか原因があって、葬式というイベントでお金が集まること、自宅ではなくホールで行われることが増えたこと、また、自分が留守にするという事実が新聞で公開されることなどがあげれます。
亡くなった方の葬儀の日程が市町村ごとに公表されるんですね。
とはいえ、留守にすることが分かっていても身内との最後のお別れ時に誰が留守番をするのかといえば、それは少し遠縁の若い世代となることが多いよう。
また自宅に他人を入れるという逆に信用問題が発生するのでどうしても「わかっていながらもぬけの殻」といったケースが多いようで相手に隙を与えてしまうようですね。
■「泥棒」の由来
さてその泥棒さんという名前の由来については諸説あるようです。
泥に棒、なんとなくそれっぽいとはいえいまいちスッキリしない漢字の組み合わせ。
泥棒の漢字はどうやら当て字のよう。
無理に奪う意味の「押し取り」に人を意味する「坊」が付いて「押し取り坊」となり、それが転訛して「どろぼう」になったとする説や、「取り奪う」が転じて「どろぼう」になったとする説などが有力とされていますがやはりすっきりとはしませんね。
「どら息子」や「道楽者」、いわゆるだめな人間を意味する言葉から「どろ」、乱暴の「暴」から「ぼう」になったとする説もあるようですがこれも参考程度のよう。
私が一番納得したのは次の説。
それは手拭いや風呂敷などが無かった時代に、顔を隠すために顔に泥を塗り、万が一に備え棒を持っていたことから「泥棒」になったとする説。
しかし、「泥棒」という漢字が当て字であるといったことと、その発生と上記の時代背景の間に矛盾があり俗説程度のようですね。
ただこれほど定着していると不思議と「泥棒」で納得してしまうから不思議なもの。
盗人?怪盗?これは少し違う。コソ泥?あこれはやはり泥棒から・・・
やっぱり・・・泥棒だよなぁ。
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