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「ちょろまかす」 の由来
悪い事をしているのに、そうと感じさせないのはこの言葉の持つ不思議な魔力。
”ちょろまかす”
その意味は、人の目を誤魔化して盗むんだり、数量や金額を誤魔化して儲けること。
また、言い逃れを言ってその場を誤魔化すこともいいます。
というわけで、類義語はきっと誤魔化す(ごまかす)。
その意味は、本心を見破られないように話をそらしたり、口からでまかせを言ったりしてその場や上辺を取り繕うこと。
でもその二つの決定的な違いは、ちょろまかすには漢字がないことではないでしょうか。
漢字がないことでその意味が和らぎ、より軽い感じで悪気がない様子を表現している気がします。
「ちょろまかす」の由来
ちょろまかすの由来は大きく二つ。
一つ目は「好色一代男」で知られる江戸時代の大坂の浮世草子・人形浄瑠璃作者、また俳諧師であった井原西鶴の著作「好色盛衰記」に「ちょろまかす」が当時の流行言葉として紹介されているところから。
その由来は「ちょろりと誤魔化す事」と書かれているとか。
なるほど、その意味が誤魔化す と似ていることにも頷けるし、そのニュアンスにも納得。
もう一つの説は、同じ江戸時代の伝馬船(てんません)という船から。
この船は「ちょき船」と呼ばれていたそうですが、それよりも小型で速い船を「ちょろ」と呼んでいた。
「ちょろ」を負かすほど素早く動く様を「ちょろ負かす」と言い表し、さらにそこから「素早く動いて相手に悟られない」という意味になったというのがその説。
確かに「ちょろ」といえば「ちょろちょろ」つまりは、小さくてすばしっこい様子を連想するのでこの由来にも納得ですね。
だからといって、ちょろまかすことを常習とすることは犯罪に繋がります。
詐欺ですな。
気を付けましょうね。
匿名 - 2015年1月7日, 9:48 PM
昔の日本では櫓をつかい船を漕いでました、通常一つ(一丁)で漕ぎますがスピードが欲しい時複数の櫓で漕ぎます
何丁櫓で漕ぐと言うそうでした
そんな丁櫓をも負かすほど素早い事を言うようですよ