「伊達(だて)」 の由来
先日、仙台のほうへ旅行に行きました。ご当地~なんて言葉が最近は流行っておりますよね。
仙台といえば・・笹かまぼこ、牛タン、そして・・伊達政宗なわけです。
お菓子の箱からキーホルダー、ゆるキャラまでまんべんなく独眼流で彩られておりました。
戦国武将でありながら、なんとなく影を感じる片目。大きな特徴を持つこの歴史上の人物は、現代ではすっかりこの地方のマスコット的な存在。
とにかくこの男心を擽りまくるこの「伊達」について気になったので調べてみたくなりました。
「伊達政宗」については唯一無二の存在であり語源も由来もありません。
しかし、「だて」でいくつか思いつく言葉があったのです。
それは、「だてまき」「だてめがね」「だておとこ」。もしかしたら、政宗公に関係があるものが・・
「だて巻き」の由来
「伊達巻き」とは、卵黄に白身魚のすり身を混ぜて厚焼きにして巻き簾で巻いたもののことだそうです。写真参照
名前の由来については三つほど。
1 伊達政宗の好物だったから
2 普通の卵焼きよりも豪華なため、洒落て凝っていることを意味する「伊達もの」から呼ぶようになった
3 女性用の和服に使われる伊達巻きに似ていたからだそうです。
政宗公が無関係ではないようですね。
「だてメガネ」の由来
ネットで検索してみても「伊達メガネ」が主流のようなので期待です。由来は伊達政宗の「家臣」からだそうです。おしい!
家臣が、華美な服装で人目をひいたことからという説が有力だそうです。
ただ、「伊達」の漢字が使われているのは政宗にちなんでと考えられるそうですが、「だて」は、接尾語「「だて(立て)」が語源の「ことさらのように見える」とか「いかにもそれらしく見える」といった意味からだそうです。
「だて男」の由来
「伊達男」については、やはり政宗公が絡んでいるようです。嬉しい。
豊臣秀吉に謀反の疑いをかけられ、その弁明のために上方に上京した政宗公。
無実の証を強調するため、磔(はりつけばしら)を部下にかつがせ、自身は白装束で入京したそうです。
その派手なパフォーマンスに人々は驚き、それ以来、「派手ないでたちの者」を「伊達者」と呼ぶようになったそうです。
他にも政宗公は、家臣とお揃いの甲冑を揃えてみたり、配下の兵に派手な身なりをさせてみたりと服装、身だしなみに気を配った逸話が多く存在しているようです。
そのへんから「伊達男」がうまれたようです。
「伊達」には「人目をひく」とか「お洒落な」などの意味があるそうです。
現代のお土産に利用されている政宗公は正に「人目をひくお洒落な」グッズに間違いありません。
そんなわけで 「だてといえば政宗公」 に間違いはないのかもしれませんね。
私の勝手な解釈ですがね。
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