「きしめん(棊子麺)」 の由来
昼食に何を買おうかとスーパーをウロウロしていました。
男一人、しかも一人前。
できれば「哀愁」を感じない買い方をしたいので、今日は安上がりだし、温かい鍋焼きのうどんにしようと最初に決めて入店しました。
鍋焼きといってもアルミの器で直火で温める、限りなくレトルトに近いあれです。
おばぁちゃんが好きなせいで、私はあのうどんの頻度がけっこう高いんですね。
料理など全くできなくても「ちょっとやった」気になれますし。
さてうどんのコーナーへ向かうと、数種類がお目見えしました。
ちゃんこ風に天ぷらのせ、そして「ひもかわうどん」。
この選択肢の中では天ぷらに惹かれたのですが、そのお値段と、天ぷらの質感、そして肝心のうどんの吟味の末私は「ひもかわうどん」を手にしました。
生産地を見ると、栃木県と書かれていました。
「ひもかわうどん」って栃木県だったかなぁ?帰ってから調べてみよう。
・・・実は私は「ひもかわうどん」を産地の地名か何かかと勘違いしていたのです。
■「きしめん」と「ひもかわ」
もちろん、皆さんはご存知のように薄くて平たい麺を使用したうどんのことを西では「きしめん」東では「ひもかわ」と言います。
知らない人も中にはいますよねぇ??苦笑
きしめんは、愛知県刈谷市(旧・三河国芋川)で作られたものがその起源であるというのが通説のようで、江戸時代初期から同地の名物として作られていた
平らなうどんは「芋川(いもかわ)うどん」と呼ばれていました。
そんなことから、江戸で言う「ひもかわうどん」の起源ではないかと考えられましたが、「芋川」の場所が定まらないため(現在の地名に無い)確証はないのだそうです。
というわけで「ひもかわ」の由来は未だ謎でありますが、私の勘違い(地名説)にも一理あるようですね。
■「きしめん(棊子麺)」の由来
「きしめん」の由来については、原型は麺でなく碁石型だったために、”碁子麺”が転じて”きしめん”となった説や、(帯状の麺を巻いた状態が中国将棋の駒に似ているという説も含む)紀州の人が作った麺を尾張の人に製法を伝えたことから「紀州めん(きしゅうめん)」が訛って「きしめん」になったのではないかという説。
そして、キジの肉をめんの具にして藩主に献上したことから「きじめん」が訛って「きしめん」になったといった説が有力だそうです。
今日は世間知らずの自分のための学習になりました。
次は知った上で麺をチョイスしたいと思います。
【名古屋名物】なごやきしめん亭 名古屋名物コーチンきしめん10袋入り
最近のコメント