「お茶目」 の由来
私はいい年して実は、こう呼ばれたいのかもしれません。
「お茶目なおじさん」
イタズラをするのが大好きだし、子どもと一緒に同次元でふざけたり、人を笑わせることも大好きです。
ただ人にはそれぞれのキャラクターというものがあります。
いくらがんばってみたところでお茶目なんて言われた事ありません。
もちろん目も茶色くありません。純粋な日本人なので。
冗談はさておき、なぜ「お茶目」の漢字なのでしょうかね。
外国人が陽気だから?
確かに子供用のプールに大人がダイブしてみたり、お風呂くらいの容器に体を埋めて坂を転げ落ちたり、「おバカ」な番組は多いようですが・・ あれ結構好き。
■「おちゃめ」の由来
「お茶目」の由来は漢字も絡めて諸説があるようです。
一つ目は、「茶」は「おどけること。いいかげんなことをいうこと。」を意味する茶であり、「め」は「めかす」などの略、(「やつめ」などの接尾語「め」という説もあり)漢字「目」に関しては当て字。
「めかす」が「おめかし」なのか、「ほのめかす」なのか気になって調べてみましたが、
(1)身なりを飾りたてる。おしゃれをする。
(2)名詞や形容動詞の語幹などに付いて、そのように見せかける、そのようにする、それらしく振る舞う、など。
とのことなのでこの場合二番の方の「めかす」が正しいようですね。
「茶」に、おどけるやいいかげんなことを言うといった意味がありなら信憑性が高く感じます。
もう一つは、漢字はすべて当て字説。
こちらは平仮名の方に由来があるようで、「おちゃめ」の「お」は丁寧語。
「ちゃめ」は「ちゃりめ」の略であり、「ちゃり」には「おどけた、ふざけた」の意味があり、「め」は「女」とのこと。
「ちゃり」について詳しく調べてみると、
「ちゃり(茶利)」は、動詞「ちゃる(茶)」の連用形。
意味は、滑稽な文句や身振り。おどけること。冗談など
人形浄瑠璃における、笑劇的な滑稽な演技・演出のことも言うそうです。
また、歌舞伎の滑稽な場面は「ちゃりば」と言われるそうで、おどけた声のことを「ちゃりごえ」、もみあげのことは「ふざけた毛」の意味で「ちゃりげ」と言ったりするとか。
そんなことから、「おちゃめ=ちゃりめ」「おどけた女」の意味となるのだそうです。
どちらにしても「ちゃ」に戯れるような意味を感じ取れるので、どちらの説も近からず遠からずな気がします。
そんなわけで「茶色い目の外人さん」は全く関係がないようです。
私の想像は・・・ただの偏見だったようですね。
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Tun Tuku Ten - 2015年9月5日, 2:49 PM
私の個人的な、考えでは、以下のように思いますが、どうでしょうか。
大人が2,3人で、むずかしそうな、世間(せけん)話をしていて、話が息詰まっているような時に、
気を利かせたかどか、わかりませんが、子供がお茶を、お盆に乗せ、”お茶でもどうぞ” と言って持って来たとします。そして
息詰まっていた空気を、和ませた。と言う時に大人たちは、なんて ”お茶間な子” と言ったのではないでしょうか。
ですから ”おちゃめ” では無く ”おちゃま” が元の言葉だと思います。
お父ちゃん - 2021年1月3日, 4:10 PM
私の個人的解釈ですが!
お茶目とは、お茶屋の娘という意味で、お茶娘と書きます。
お茶屋とは現代の若者がイメージするものとは少し違っています。
昔は̠̠赤線とも言われていた売春宿では、二階が売春宿で一階では形式上お茶を売っていました。
そのお茶屋の看板娘の事をお茶娘(オチャメ)と呼んでいたのです。
彼女達は幼い頃に、貧困の為に売春宿に売り飛ばされてきた可哀そうな娘達でした。
彼女達は、先輩の姐さん方を見ていて二階で行われている行為を理解していきます。
そして、大人になったら自分もそうすることを要求されることを知っていくのです。
ですから、大人ぶった発言や行動をする幼い娘達に対して、
マセテいるという意味を込めて、お茶目だねと言う訳です。