「シャア・アズナブル (赤い彗星)」 の由来
アニメ「機動戦士ガンダム」は30年以上前のテレビアニメにもかかわらず今なお、我々の世代に絶大な人気を誇ります。
また、現在でも「ガンダムシリーズ」の最新作として「機動戦士ガンダムAGE 」が放映されております。
昔を懐かしみながら、たまたまこの「AGE」を見てみたら、そこに仮面をつけたイケメンの少年キャラクターが出てきました。
その姿に、我々の世代は間違いなく彼姿をだぶらせることでしょう。
その名は「シャア・アズナブル」。
宇宙世紀を舞台にした初代ガンダムに登場する人物で、本名はキャスバル・レム・ダイクン(Casval Rem Deikun)。
モビルスーツと呼ばれるロボットのパイロットでありながら指揮官・思想家としても類い希な能力を発揮した人物で、その存在は主役であるアムロ・レイを端に追いやるほど絶大なものでありました。
自信に満ちた言葉とそれに見合う実力は我々少年の憧れだったのです。
■赤い彗星シャア
宇宙世紀0079年。地球から最も遠いコロニー(宇宙空間に作られた人工の居住地)群であるサイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦からの独立を求め戦争を挑んできました。
シャアは、ジオン共和国創始者であるジオン・ズム・ダイクンとトア・ダイクンの子として生まれます。
実妹は後に敵対する連邦軍で活躍するセイラ・マス。
父の死後、ジオン共和国を乗っ取りにかかったザビ家による迫害を受け地球に逃れます。
シャアは成長と共に、父の死がザビらによる暗殺であったことを知り、自らの過去を捨てるために仮面をまとい、戦争を巧妙に利用してザビ家への復讐を誓うのでした。
■シャア・アズナブルの由来
仮面を付けたライバルという設定から、製作したサンライズの企画部デスク飯塚正夫さんの頭に浮かんだのが、「勇者ライディーン」のプリンス・シャーキンというキャラだったのだそう。
この番組、私は聞き覚えが無かったので調べてみると、NETテレビ(現・テレビ朝日)で、1975年4月4日から1年かけて全50話が放送されたテレビアニメのようです。
ガンダムと数年しか違わないのが驚きですね。
そのライディーンの人気キャラであったシャーキンにあやかって「シャア」が決定し、それに原作者である富野由悠季さんが当時ファンであった、フランス人シャンソン歌手シャルル・アズナヴールの名前をもじって組み合わせることで「シャア・アズナブル」が誕生したとのことです。
ただ、別の説としてNHKの「BSアニメ夜話」に富野さんが出演した祭、「シャー」と言う効果音と共に現れることから「シャア」と名付けたというものがあります。
サンライズのキャラクター名はどれもダジャレのようなもじりでつけられていることからこの説もあながち嘘ではないようですね。
そんなこと本当にあるのだろうか?と途中で出演いただいた、シャアの妹さん、セイラ・マスさんに再登場いただきインタビューを敢行しました。
セイラさんといえばブロンドの髪に王家の気品を感じるキャラクターで口癖は「~でなくって。」と今風に言うときっと、萌え~な女性。
「セイラさん。ご自分のお名前の由来はご存知でしょうか?」
「・・・・ そんなこと、、、 テレビでは・・・いえなくってよ。」
なんだか顔色が優れない。どうしたのだろう。
「ばかやろう!」隣にいた熱狂的な追っかけの男性に怒鳴られた。そして小声で・・
「そんなこと答えられるわけないだろう。セイラさんのセイラはセーラー服の事。それでマスをかくと・・ばか!男なら分かるだろそれ以上言わせるな。早くあっち行け。」
最後に失礼いたしました。
フィギュアボックスシリーズ シャア・アズナブル 軍服バージョン
RG 1/144 MS-06S シャア・アズナブル専用 ザクII (機動戦士ガンダム)
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