「パナソニック」 の由来

近所に町の電気屋さんがあります。
私の人生の中でも大変なじみが深い。
皆さんはどこで家電を買いますか?
もちろん家電量販店がその大半となるでしょう。
しかし、我が家ではこちらの電気屋さんを利用することが多かったのです。
それはもちろん「日ごろからのお付き合い」があるからに他ならないのですが、それ以上に「真心こめた下心」商法があるらしいのです。
もちろん悪い意味の下心ではなく、一生懸命奉仕した結果に利益が伴うというやりかたです。

どんな時でも来てくれます。
日ごろからカタログを持参して定期訪問してくれます。
時には格安旅行にも連れて行ってくれます。
そうして顧客の心をつかみ商売をするというやり方が地域ごとに浸透しているのです。
今日はそんな松下電器産業(パナソニック)のお話です。

■松下電器産業

創業は1918年、幸之助氏が考案したアタッチメントプラグなどの製造販売のため「松下電気器具製作所」を設立したことに始まります。
現在の売上高は8~9兆億円、従業員は約36万人。
創業90周年の老舗で「経営の神様」といわれた創業者の松下幸之助氏の名前を冠した松下電器産業でしたが、その長い歴史の中で三つの名前を持っていました。

「松下」「ナショナル」「パナソニック」であります。

国際的なブランド力や知名度を高めるうえで3つの名前が混在していたことがその障壁になっていました。
ブランド名と社名が同じ、他のグローバル企業に比べて企業価値が低く見られていたのです。
事実、松下の連結売上高はサムスンを約2兆円上回っていますが、株式の時価総額はサムスンの約6割程度に留まっています。
これには私も驚きました。
サムスンの勢いを脅威に感じてましたが、日本の一企業より劣るのでは、まだまだその勢力は微量のようです。
そして、松下は創業90周年を迎えたその年に、重大な決意をします。
「パナソニック」に社名を変更し「グローバル企業」として成長を目指す路線を打ち出し、「第二の創業」に踏み出すのでした。
ちなみに社名変更に伴う費用は約300億円だそうです。

■「パナソニック」の由来

「Panasonic」の呼称は、輸出先の北米で「ナショナル」ブランドが使用できなかったため、1955年に輸出用スピーカーに最初に使用されたことに始まります。
「Pan(あらゆる、汎、あまねく)」+「Sonic(音声、音)」で「Panasonic」「当社が創りだす音があまねく世界中へ響き渡るように」との意味を持ちます。

海外で知名度の高い「パナソニック」への統一は、創業者である松下幸之助さんの存命中から検討されていたそうですが、幸之助さんが激怒したため棚上げになっていたそうです。
死後もその状況は続いていましたが、2008年10月1日をもって社名を「松下電器産業株式会社」から「パナソニック株式会社(英称 Panasonic Corporation)」に変更し、白物家電に使われてきた「ナショナル」ブランドも2009年度までに廃止。
「パナソニック」へ一本化されたのでした。

言われてみれば確かにそうで、私は三つの社名が別のものであると認識していた一人であります。
特に、その事業内容が家電だけでなく様々な業種に渡るとなお更です。
「松下電器」といえば「松下幸之助さん」これは日本国民の誰しもが認識しています。
最近の政治でも可否はどうあれ、松下政治塾の皆さんが活躍されていますね。
「ナショナル」といえば「自転車」というイメージが私にはあります。
中学校の規定の自転車の中で、学年で一人だけ変り種の「ナショナル」を乗っていた同級生がいました。
よく皆にいじられてました。

これはほんと末端のお話でしょうが、それだけ名前って(イメージ)大事なんですね。
「パナソニック」といえば「パナホーム」でしょうか。
オール家電に太陽光発電、震災から相反する立場となった電気に頼る生活と、自然エネルギーの共存を掲げていたのが「パナホーム」です。
世間がどちらに転んでもそのノウハウを活かして社会に貢献してくれることでしょう。

「Panasonic ideas for life」

松下氏亡き後も、グループスローガンを大切に社会貢献してほしいものです。
国民 のための「ナショナルnational」。
その名前は失われても、その意思は引き継いでくれることでしょう。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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