「百合(ゆり)」 の由来
なんてもろい茎なんだろう。
うちの実家は自然に恵まれているのでそこいらじゅうに百合が咲き乱れている。
それなりに大輪を咲かせるから見ごたえもあるし、見ているだけで凛として上品な感じがするから人気はあるのだろう。
お墓参りなどに持参する人も多いはず。
しかし、よく知るものからしたらちょっとデメリットが多い気がする花である。
第一に、先ほど書いたように茎が折れやすい。
しかも花が大きいからその分重く垂れ下がる。
なんとも不バランスだが、それが逆に風情があるように見えるのかもしれない。
第2に、花粉がすごい。
何がすごいかと言うと量も多いし、その上、一度つくと取れないからかなりの厄介者。
確か販売時にはすでに切ってある気がする。
ある意味去勢手術。
そして最後に、田舎の人しか知らないのだけれど、猪の大好物。
このため、群生地は見事に耕され、球根はことごとく彼らの胃袋の中へ。
栽培している人にとってもデメリットだし、山もそれなりに荒れる。
しかも球根以外は食べないから残されたあのか細い茎は、なお更無残に見えてくる。
■百合とは
百合はユリ科ユリ属の総称であり、多年生で地下に鱗茎があり、食用にもなるらしい。
鱗茎(リンケイ)とは、地下茎の一種。
短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を貯えて多肉となり、球形・卵形になったもののことユリ・タマネギ・スイセンなどにみられるのだそう。
食用とあるけど、鱗茎に養分が貯蔵されているため、栄養豊富で漢方薬としても用いられることが多いらしい。
ユリの多くは灰汁(あく)が多く食用に適さないが、灰汁が少ない種を食用とする。
ユリの鱗茎は無皮鱗茎のため乾燥、高温、過湿などに弱いようだが、
がないので食用とする際はそのまま食用に出来るとのこと。
茶碗蒸しなどに入れて食すというけど私は見たことが無い。
知らず知らずに食べさせられているのだろうか?
■百合の由来
由来は全く想像していなかったのですが、「ゆする」「ゆすり」からきているそう。
細い茎に大きな花がつくので風に揺れることからこの言葉が連想され形容が短略化されることで「ゆり」 になったという説が有力とか。
確かに私が最初に書いたように、茎がもろ過ぎる。
子供などがみたら間違いなく揺すりたくなる対象であり、そこから由来が来たと言われると、全くもって納得である。
漢字「百合」については、葉や鱗茎(りんけい)が多数重なり合う様子から生れたともいわれているそう。
いずれも、花や根の状態に語源を求めた説が多いようで昔の人もやはり、その立ち居振る舞いが他にはない独特な存在であることを認めていたと考えていいのではないだろうか?
そんな百合だが、時にあの茎一本に数十(50とか60とか)という花をつける時があるとか。
全くなんて無茶をする。
病床の娘さんが原宿をパジャマで歩くようなものだ。
とか書いても何の意味だか自分でもよくわからないけどなんとなくニュアンスで。
さすがにつっかえ棒をしたり、紐で縛ったりするわけだけど、何の因果か付けすぎました。な~んていったいどんな品種なんだろ。
無茶にもほどがある。
百合は一輪でいいと思う。
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