Archives 2011年9月7日 – 由来メモ

KURE 5-56 (クレ5-56)

ギギギギギギィ ドアを開けた時に軋む音がするんです。 我が家は築20年以上。床も軋めばサッシも歪み風が吹くと立て付けの悪いドアは古い自転車のブレーキのように爪でひっかいた黒板の音同様の不快な音をたててまるで幽霊が通ったかのように不気味に開くのです。 「あの音なんとかして。」 私に委ねられたはずのこのミッションは、広大な敷地面積のホームセンターで適材を買ってくるという探し物の苦手な私にとって腰の重たくなるミッションであったのは間違いない。 それにしてもあれからどのくらい時間が経ったであろう。 寒くて暖房を焚いていた部屋がいつの間にかムシムシして梅雨を迎え熱帯夜と呼ばれる日が何日か経過した。 暑いときにあの音を聞くとなおさら暑くなり、それを超えるとだんだんイライラしてくる。 音だけでこんなにも心を乱されることに気付き始めて手動のカキ氷機を買いに行くという目的ができたことがそれを後押ししてようや... »