Archives 2012 – 7ページ目 (31ページ中) – 由来メモ

「ベニヤ板」 の由来

「昔はベニヤ板なんか家には使わなかったんだけどな。」 昔ながらで物事を考える人はそう思うのだろう。 最近、大手のハウジングメーカーが建てる家の前を通ったとき、助手席にいた私と倍ほど歳の離れた先輩が、誰に告げるでもなく呟いた。 確かにベニヤ板ってのは応急処置ってイメージが私にもあったからあんな材料で家を建てられてても今の人は分からないし、気にもならないのかなって私も心の中で呟いた。 ただ話の中で、合板とかコンパネって言葉も出てきて、その違いや括りが私には分からないから調べてみた。 合板(ごうはん)とは薄く切った単板を、繊維方向を90°、互い違いに重ねて熱圧接着した木質ボードのこと。 そのような加工法なので、厚さやサイズが豊富。 また、あらゆる方向からの力に対して高い抵抗力を発揮するらしい。 重ねて貼り付けた材料のほうが、一本の木より強度が高いということらしいけどそれも高精度を誇る接着剤があっ... »

「しつこい」 の由来

「ひつこい?聞いたことないな~。」 大学の友人の聞き慣れない単語にそんなやりとりがありました。 じつはこの「ひつこい」とは「しつこい」のことで、関西地方や中国地方、九州でも「ひつこい」が訛りとして存在するのだそうです。 私の住む関東では大部分の人が「しつこい」というので「ひつこい」など聞いたことがありませんでした。 でもよくよく考えて見ると、毎度登場する江戸っ子の祖母は「ひ」が言えない。 だから「潮干狩り」などは、「しおしがり」と発音する。 「ひざし」は「しざし」、「ひょうきん」は「しょうきん」・・・いやそんなにひどくはないが、確かに関東の人は「ひ」が言いにくいという現状があるのかもしれないのでこの事例になんとなく納得させられる。 それから「しつこい」が出てくるたびに、私は友人を振り返り「ひつこい」といったものだが、ついには5度目ほどで友人のほうから「しつこい!」と怒られてしまった。 私に... »

「鯉口シャツ」 の由来

若干の憧れもありつつ、着用が困難なアイテムがあります。 それは「鯉口シャツ」というもの。 その名前を知らなかったので、あの異様なシャツはなんなのか?と、近所のお祭りなどに出かけると不思議でした。 たまたま浅草に出かけたときに確認すると、「鯉口シャツ」と書いてありました。 鯉口シャツ(こいくちシャツ)は、和装用の下着の一種であります。 前をボタンで留める襟なし七分袖のシャツがそれです。 主に手ぬぐい地などの綿素材で作られており、汗を吸い、乾きも早いのだそう。 そういった着心地のよさからもやはり下着であり、お祭りで重宝されるのでしょう。 地方によっては肉襦袢(にくじゅばん)と呼ぶ所もあるそうです。 あの派手さから想像はしてましたが、もともと鯉口シャツの柄は刺青を真似たものだそうで、江戸小紋、籠目、龍が描かれた物など多いようです。 ただ最近ではアロハシャツ風の模様も見られるとのこと。 その派手さ... »

「ハブ(る)」 の由来

「ハブ」は、南西諸島に広く棲息する、クサリヘビ科ハブ属に属する毒蛇ホンハブの別名のことで、同属の構成種の総称でもある。 そう、あの沖縄の笑い話につき物の蛇である。 いや違う。 今日は「ハブ」は「ハブ」でも違うハブを調べるのだった。 「ハブにする」「ハブる」「ハブく」つまり「仲間はずれ」「仲間はずれにする」ことを意味する若者言葉のほうの「ハブ」であった。 ■「ハブ」の由来 仲間はずれにするという意味の「ハブ」。 その使われ方から由来については、「省く(はぶく)」からきていると考える人が多いようだが、それは誤りでいくつかの説がある。 私もそうだと確信していたのでこれには驚き。 一つ目は、遠州地方の方言「はぶせ」からきているという説。 遠州弁(えんしゅうべん)とは旧遠江国、現在の静岡県西部地区のことでこの地方で使われている「はぶせ」が仲間はずれとか除外という意味で使われるとのこと。まぁこれはあり... »

「テンパる」 の由来

誰が最初に言い出したのかは知らないが、いつの間にか公用語のように扱われている不思議な言葉。 今日はその一つ「テンパる」について。 言葉とはそれぞれが使いやすいものと使いにくいものがあるせいか連発する人もいれば全く用いない人もいて極端な気がします。 今日の「テンパる」については、私自身全く使わない言葉のなので特に普段の生活で頭に浮かんでくることがありません。 テンパるとは、「焦って空回りして周りから浮いていて格好悪い」といった意味で使われている言葉。 考えてみると、私自身こういった状況が大変苦手なので日々そうならないように努力しています。 その為に事前調査を怠らず、状況判断を間違えない為に周辺調査もし、初めてのことなら可能な限りシュミレーションもしてみます。 ・・・もしかしたら、自分の苦手意識を他者に反映して自ずと使わない言葉として分類していたのかもしれません。 我が事ながら真相心理分析、今... »

ラッキーストライクの由来

「ラッキーストライク」 の由来

ラッキーストライクのパッケージデザインはアメリカが広島と長崎に原爆を落とした事を反映している 幸先の悪いスタートである。ずいぶんと重い話題を取り上げてしまった。 調べだして最初の情報がこれではなんとなく取っ付き辛い。 どうやら俗説らしく、そのパッケージの柄が日の丸に似ていることと、名前が「ラッキーストライク」であることから生まれたようだが確かに彷彿させる理由として十分なようである。 ※「Lucky Strike!」はアメリカの俗語で、「大当たり」とか「命中」という意味がある。 更に煙草ラッキーストライクのパッケージ側面には疑いの根拠になるものがもう一つある。 それはインディアンの絵なのだが、この絵を90度角度を変えて見る。 なんと家が爆発してるようにみえるのだという。 旧デザインのパッケージの側面上部にはインディアンのマークが印刷されている。このマークを横にして見ると、インディアンのデザイ... »

ポッカコーヒー

「ポッカ」 の由来

いつの時代も変わらない物ってすごく貴重です。 同じ物でも小さい頃の貧弱な発想力から生まれる印象と、大人になってから色々知識や経験を経た上での印象とでは大きなギャップを感じます。 でもそれが逆に懐かしく思えたり、当時の記憶が甦って来たりするから、そういった商品の存在価値というのはそれだけでもとても大きいと思います。 今日取り上げるのは、「ポッカコーヒー」 ポッカといえば缶のおじさんの絵と独特のカラーリング。 何となくダンディーで親しみのあるあのおじさんは、缶が発売された1972年の翌年には登場していたそうです。(ちなみにモデルになった人はいないらしい) 更に、その歴史を紐解くと、おじさんのデザインの他にも(それほどのことでない?)素晴らしい技術がこの会社から生まれていました。 それは今では常識となっている、缶を加熱することで中身まで温くするという技術。 これは、ポッカの創業者である谷田利景さ... »

「アスファルト」 の由来

舗装という技術はたいしたものだと思います。 石ほどの強度はなく、コンクリートより柔軟性がある。 我々が何気なく車を運転して何の違和感もなくドライブや仕事に出かけられるのは道路の舗装のおかげです。 たまに河川敷などで舗装されていない道路に出会うとそのことをつくづく感じます。 草は生え放題で、少し凹んだ場所には水溜り、舗装道路に出るとタイヤにまとわり付いた泥が払いのけられて巻き上がり車もよげれる。 通常走るスピードでの走行は困難で、凹凸を見極めながら細かく何度もブレーキを踏むのでおそらくガソリンもくうことでしょう。 今日はそんな縁の下の力持ち、舗装の主役アスファルトについて。 ■アスファルトとは アスファルトは英語ではasphaltと書き、日本語では土瀝青(どれきせい)と言うのだそうです。 原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のものがそれ。 減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスフ... »

「わざわざ」 の由来

「本日は、お忙しい中わざわざおこしいただき~」 親戚のおじさんがお通夜の席の挨拶で述べた言葉。 もちろん喪主であるおじには、事前にホールからの挨拶文が渡されていたのでメガネを直しながらおじは一度も顔を上げることなくそれを読み上げた。 何度も何度も繰り返されるその場面だが、毎度毎度主役つまり読み上げる人は変わる。 まさかそのカンペに誤りは無いはずなのだが、私は一点がとても気になった。 それは「わざわざ」である。 どうも私はこの言葉が苦手。 私には「わざわざ」がイヤミのような、迷惑っぽい言い回しに聞こえてしょうがないのです。 同様に考えた人の疑問に対していくつかの回答を見つけたのでそれらを集約して紹介する。 どれも肯定的な意見ばかりだ。 頂き物などをお隣にお裾分け。するとお隣さんは「わざわざありがとうございます」となる。 やはり持ってきて良かったと思うだろうからこの返答が嬉しいという。 「わざ... »

「ビオレ」 の由来

成人した後のニキビは大変。 確かに肌艶が弱まり治りも遅くなるのと同時に、いい年してなにできてるの?的な社会の視線もあるから、そのように呼ばれるのでしょう。 一般にニキビという語は青年の顔面に発生するものをいい、それ以外のものは吹き出物(ふきでもの)ということが多いとのことです。 私は年代別、例えば高校生くらいは男女問わず顔にできるとニキビでそれ以上の年代は吹き出物であると認識していたが若干違っていたようですね。 ニキビは、毛穴がホルモンと細菌と皮脂の相互作用によって炎症を起こすことでできます。 皮脂を分泌する毛穴が詰まるところから始まるので皮脂が多く分泌される部位にできやすい。 そこで登場するのが洗顔料。今日の由来は「ビオレ」いってみます。 ■ビオレの由来 ビオレは、花王が展開する洗顔料・基礎化粧品を中心とした化粧品ブランド。 関連製品として、ボディソープの「ビオレu」や男性向けの「メンズ... »

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