「いとこ煮」 の由来
最近はまっているのが食べ物の由来。
料理をほとんどしないので今までは全く興味が無かったのですが、聞けば聞くほど気になるものが次々に出てくるので大変です。
今日のテーマは「いとこ煮」。
親子丼が鶏肉と卵が入っていることから「親子丼」なようにきっとそこには関係性があるはず!
(え!この事実知りませんでした?ちなみに牛肉と卵または豚肉と卵ですと「他人丼」)
早速調べてみましょう。
■「いとこ煮」の由来
いとこ煮とは、小豆・カボチャ・ゴボウ・大根・豆腐・芋などを煮えにくいものから順番に入れて、味噌もしくは醤油で味付けした料理のこと。
各地に伝わる郷土料理の一つ。
いとこ煮は、神様にお供えした食べ物を集めて煮ることから始まった料理だそうです。
その為、お盆や正月、祭礼のときによく食べられてきました。
その由来は、様々な野菜で種類は異なるものの「野菜は野菜である」という観点から近親関係つまり「いとこ」に見立ててその名前がついたという説・・・
も、もちろん存在するそうですがその登場が不自然であることから由来としては弱いようです。
そこで定説とされているのが、なんと洒落から生まれたとする説。
「おい 甥」・・「おいおい」・・「追い追い」・・「追い追い煮る」
つまり固いものから順番に「追い追い煮る」ことから「追い」を「甥」に見立てて「甥」の関係にあるもの同士を煮ることから「いとこ煮」となったのだそう。
一本とられました!
またこのことを更に深める補足として、「銘々に煮る」があります。
それぞれの意味から「銘々」なわけですがこちらも「姪」にかけたならば・・・
やはりこれも「いとこ煮」ってことで・・・素晴らしいの一言です!
食べ物に関する名前は面白いものが多いですね。
従兄弟ってのは不思議な関係で兄弟未満、友達以上みたいな感じないですか?
うちは自分以外がほとんど女で男の従兄弟は歳の開きが一回り以上。
だから一緒に煮られたら鍋の中で困ってしまいますが、一般的な「いとこ」関係は親戚づきあいの基本になっているようです。
「いとこ」は友好親善大使のようなもの。
集まったときには是非、「いとこ煮」をどうぞ。
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