「しっぺ」 の由来
子供の頃って何もなくてもたくさんの遊びを思いついたものです。
もちろんそれでも満足できるというのも子供の特権なのかもしれませんができれば気持ちだけでもあの頃に戻ってみたいとたまに思います。
パチンコに競馬にマージャンに、タバコに女に酒・・・
大人になるとどうしてこうも、浪費したうえにリスクの高いものを選ばないとストレスの解消も欲求の解消もできないのでしょうか。
子供の遊び・・・例えば「しっぺ」や「デコピン」。それはただの罰ゲームなだけで、やる方も強くやりすぎると手を傷めたり、やられる側は痛いだけでなんの得もありません。
しかし、それだけで異様な盛り上がりを見せるのです。
無邪気に何も考えずに遊んでいたあのころが懐かしいですね。
「しっぺ」の由来は、「しっぺい(竹篦)」の音変化だと言われています。
「しっぺい(竹篦)」とは、禅宗で師家が参禅者の指導に用いる法具のこと。
長さ60センチから1メートルほどで、幅は約3センチ。割り竹で作った弓状の棒のことです。
お坊さんが修行する人の肩をぺしっとやるあの「ヘラ」のようなものですね。
手首を打つ「しっぺ」についても、以外にその歴史は古いといいます。
1603年の「日葡辞書」にも解説が載っているそうで、当時の人も何らかの理由で「しっぺ」をしていたようです。
ちなみに「しっぺ返し(何かされたときに即座に仕返しすること)」についても同様に竹篦からきており本来は「しっぺい返し」であります。
「しっぺい」で打たれた後、自分も「しっぺい」で打ち返すこと。
大きな寺院では、高徳の僧がその役を引き受けますが、打つ役を交代で務めるためお互いに打つことになります。
そのことから現代のように、人から受けた仕打ちを受けてすぐに仕返しをすることの意味に変化し「しっぺ返し」が生まれたのです。
ちなみに「デコピン」の由来は、見つからなかったのですが単純にお凸を指でピン(擬音)するでいいものと思われます。
だから足に当てる場合はアシピンとなりますが、「足にデコピン」と呼ぶ人もいます。
というかそれはどうでも、どっちでもいい話?
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