「クーピー」 の由来
学校に通っていたころは当たり前のように、与えられたものを使っていてその名前なんかにも何の疑問を持たずに成長してきました。
だから今更になってふと、そのことを思い出すと大人の常識的な考え方の中から自然と疑問が沸き起こるものです。
色鉛筆でも、クレヨンでもない「クーピー」って何?
■「クーピー」とは
クーピーとは、色鉛筆の書きやすさとクレヨンの持つ発色の美しさを生かした色鉛筆のことらしい。
色鉛筆の括りなのだと、今更感心してみたりする。
軸全体が芯になっているため、芯の容量は従来の色鉛筆のなんと約4倍と非常に経済的。
でもクレヨンのように紙が巻いてあるわけじゃないのに、なぜ手が汚れないのだろうか?
それは、クーピーはクレヨンや色鉛筆に比べて、溶ける温度つまり融点が非常に高いのだそう。
それとプラスチックと同じような製法を用いているため溶けにくいらしい。
丈夫で折れにくいのもその為。
確かに汚れないというのは非常に大きい。
クレヨンの何が嫌かって汚した上に消えにくく、更に油性のあのベトベトした感じ。
手に力の入らない幼児には適しているかもしれませんが、持たせるにはそれなりの覚悟が必要です。
それと消去性に優れた材質の樹脂も使用しているので、色鉛筆より消しゴムで消しやすいというのも特徴。
そうか消せるんだ。
すっかり忘れていた。
汚れにくく、間違えても消せる。
耐久性にも優れているから子供にはピッタリというわけですね。
■「クーピー」の由来
「クーピー COUPY」という名前は、フランス語からきているのだそうです。
「COUP(クー)」という単語に「Y」をつけてクーピーと耳にやわらかく響くように工夫された造語。
フランス語の「COUP」については大成功、逆転、革命、打つ、一撃といった意味。
色鉛筆市場に革命を起こし、ト ップブランドになることを目指してつけられたようです。
この手塚治氏の漫画にでも出てきそうな名前は、フランス語の造語からでした。
この社会への浸透と、鉛筆業界での革命ともいえる商品。そして子供向けの柔らかさ。
「クーピー COUPY」はピッタリな気がします。
久々に勝手にグッドネーミング賞!!(由来メモ公認)
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