「うがい」 の由来

歯磨きが終わった後に、口の中をキレイにすることってなんていいますか?
「口を漱ぐ」が正しいと思っていましたが、「すすぐ」って言いなれない言葉が本当に正しいのかふと疑問に思いました。
でもそれを「うがい」と言ってしまうと、何だか咽喉の置くまで洗浄しなければいけない気がするのは私だけでしょうか?

「うがい」とは、水や薬液などを口に含みのどをすすいで口腔に残っている食物のかすや埃、細菌などを除去する行為のことを言いますが、そこには種類があったのです。
口中の洗浄については「ブクブクうがい」、喉の洗浄については「ガラガラうがい」と言います。

知りませんでした。

たいしたことではないのですが、この小さな子供に教えるために生まれたような擬音表現にはその状況がうまく表現されており、好感が持てますね。

■「うがい」の由来

驚いたことに、「うがい」の由来は「鵜飼」からきているのだそうです。
鵜に魚を飲み込ませその後吐き出させる様が、うがいの様子に似ていることから付けられました。
言われてみれば確かに、濁音一つの違いなので想像は容易ですが全くもって盲点でした。
由来メモベストスリーにノミネートされる納得ストーリーですね。

うがいは、日本では古くは平安時代から行われてきたとされています。
あのマロのような風貌で「うがい」をしている様を想像するとなんだか滑稽。
一方、鵜飼いの歴史は更に古くいまからおよそ1300年もさかのぼります。
その前後関係からも「うがい」は「鵜飼」からきていることを歴史も証明しています。

1444年に成立した国語辞典「下学集」には「鵜飼(うがい)嗽(くちすすぐ)也」とあるのだそうです。
かがり火を焚いて鮎などをおびき寄せ、鵜に魚を捕獲させ、引きあげてはかせる。
単純なことですが、こういった漁法を昔の人はよく考えたものですね。
私は実際に鵜飼を見たことがあります。
生は大感動です。おススメです。

「うがい」について調べるうちに「うがいは本当に風邪の予防になるのか」という疑問・投稿が多いことに驚きました。
科学的な根拠というものはほとんどないというところが本当のようです。
私は大学通いで一人暮らしを始めた頃からうがいが習慣づいています。
田舎の澄んだ空気から、都会の淀んだ空気の中へ飛び込み、なんとなくそれが必要だと感じたからです。

「病は気から」という言葉があるように、うがいはただの気休めであったとしても私には効果覿面のようです。
うがいは風邪の予防に全く効果がないといわれても私の生活にはたいした変化を与えないことでしょう。

「うがいは欧米では下品な行為とみられるので、ほとんど行われることがない」という情報の方が驚きました。
頭にしっかり叩き込んで、「そそう」のないようにしたいものです。


新コルゲンコーワ うがい薬ワンプッシュ 200ml


よくわかる最新療法 病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

一言コメントする

メールアドレスは公開されません。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)