「土用の丑の日」 の由来
別に義務でもないのに、その時期になると不思議と食べたくなって・・・
でも最近の価格の上昇を見ていると、スーパーの外国産の養殖物でも中々手が出ない。
まぁしかし、暑さ負けしないためにとか言いながらほんといい時期に設定されてますよね。
土用の丑の日
皆さんご存知のように、この日は土曜日でもなければ牛を食べる日でもありません。
だいたい7/20過ぎで、鰻を食べるのが土用の丑の日。
今更説明の必要はありませんよね。
ではなぜその日に、鰻を食べなくてはならないのか?(もちろん義務ではありません)
土用の丑の日は中国から伝えられたものなのだそうです。
五行思想で全ての物事には、木、火、土、金、水に当てはめられると考えられている事がベースとなり土曜の丑の日の土用とは、一年のうち不連続な4つの季節で、立夏、立秋、立冬、立春の直前期の約18日間を示すのだそうです。
その中でも丑の日というは、十二支の干支が丑の日ということ。
(ちなみに土用の丑の日は年によって2回あるときもあるのだそう)
土用の丑の日は暦で言えばちょうど節目に当たる日。
新しい期間・季節に入る前に滋養強壮が強いうなぎをを食べ体力を付けて乗り切ろうというわけ。
そうですね。
そういった考えは確かに的を得ていますが、実はそこには仕掛け人がいたのです。
時は江戸時代。
蘭学者である平賀源内さんは売れ行きの悪い知人のうなぎ屋を盛り立てられないものかと考えました。
そこで考えられたのが「本日、土用の丑の日」という張り紙。
そこには語呂あわせがあったそうで、「丑の日(うのひ)」と「ウナギ」をかけたのだと言います。
あぁ確かに似ていますね。気づきませんでした。
もう一人伝えられている仕掛け人が同じ江戸時代の狂歌師であった大田 南畝(蜀山人しょくさんじん)さんというお人。
蜀山人さんは日頃から鰻を好んで食べていました。
すると、そのうなぎ屋から店の繁盛策を相談されます。
その一策として有名なのが、土用うなぎは食あたりせず薬になるという狂歌を詠んで広告させたというもの。
今の時代のCMタレントのようなものだと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
このように、土用の丑の日は「うなぎ」という決まりは江戸の著名人たちによって作られたと考えるのが妥当なようです。
というわけで、現在でも地方によってはうなぎに限らず、「う」のつく食べ物を食べる習慣が残っている場所もあるのだとか。
「馬肉(うまにく)」「牛肉」「梅干」「瓜」「うどん」などなど・・・
これらの食べ物でも共通するのは、暑い季節に溜まったストレスをビタミンB1を摂取することで夏を乗り切ろうというもの。
なるほど、最近の「ぎゅうどんや」にうなぎがあるのはこのためなのかと妙に納得すると同時にできれば馬や梅干、瓜にうどんなども置いていただけるともっと説得力が出るぞ、と僭越ながらアドバイスめいた感じで今日は終わらせていただきます。
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