「癖(くせ)」 の由来
人には何かしら「くせ」がありますよね。
私は昼寝の時に足を組んで寝ます。
まるでそれはベンチに座っているかのように。
言い訳するならそれは、あまり長い時間休憩しすぎないための知恵。
無理な体勢、窮屈な形をとることで休みすぎないための工夫がなされているわけです。
ためになるな~ いやなってないですよね。
だったらしっかり寝て昼寝せずにしっかり労働すればいいわけですから。
まぁそんな理由からとっていた姿勢がいつしか心地よくなってしまったわけです。
■「癖(くせ)」の由来
癖(くせ)とは、人が無意識のうちに、あるいは特に強く意識することなく行う習慣的な行動のこと。
広い意味では習慣の一種とされているが、必要、不必要といった判断基準もその判別に加味される。
もちろん呼吸・排泄といったものは癖とは呼ばないなんて説明の必要はないだろう。
「くせ」は自分ではあまり気づいていないというケースが多いもの。
その習慣と癖の間にはある特殊なものが存在していることに気づかないだろうか。
それは他人にとって気になるか気にならないかという点である。
「くせ」はその発音からも想像できるように「臭い」からきているというのだ。
いわゆるクサミのあるクサからきており、母音交替でクサがクセ となった。
「におい」に二つの漢字が存在しているのは皆さんもご存じであろう。
「匂い」と「臭い」である。
その二つの違いについては、人が好感を持てるものが「匂い」、逆に嫌悪感を抱くものが「臭い」である。
「くせ」についてはもちろん「くさい」というくらいだから後者の嫌悪感のほうで間違いない。
つまり他者からみて好ましくない点が「くせ」ということになる。
確かに誰かの「くせ」を指摘するとき、我々は気になる=あまり好ましくないといったイメージが容易に想像できる。
さて私の癖の話に話題は戻るが、これがあまり評判がよくない。
たぶん見ている側が寛げないからなのだろう。
他人に嫌悪感を持たせている以上、やはりこれも「くせ」に間違いない。
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