「てるてる坊主」 の由来

明日天気にな~れ。

最近は純真さを持った子供たちが少なくなってしまった気がします。
そりゃ~明日の天気はインターネットで調べれば自分の住む地域、明日行く場所、旅行にいった家族の現地での天候までボタン二つほどの操作で行きついてしまう。

最近の天気予報では、さらに何時に降り出すか、何時まで降るかまで教えてくれる。
まぁ遠くお空の上、それこそ宇宙から地球を上からのぞき膨大な過去のデータに当てはめて予想するのだからもはや敵知らず。
靴を高く蹴り上げて表か裏か、はたまた横かといった迷信やてるてる坊主といった願掛けは必要がないわけ。
それでもそういった光景(軒下にてるてる坊主がたくさん下がっていたり)を目にすると、心が和むのはなぜなのでしょう。

■「てるてる坊主」の由来

てるてる坊主は、「てるてる法師」、「てれてれ坊主」、「日和坊主(ひよりぼうず)」など地域によってさまざまな呼称があるのだそうだ。

これは知らなかった。
もちろんどれも頭を丸めたお坊さんからきているのは間違いなさそうだが…

また逆さまにした状態で飾ると、明日の天気が雨になると言われているらしい。
この場合呼称は「ふれふれ坊主」「あめあめ坊主」「るてるて坊主」となるとか。
これも知らなかった・・・

またてるてる坊主に「顔を描くと」雨になるとのこと。
これすら知らなかった・・・ 驚きばかりのてるてる坊主♪
てるてる坊主の原型は中国の伝説上の人物「掃晴娘」だと言われているそう。
日本のいわゆるてるてる坊主との大きな違いは、紙でできている事。
もちろん娘というくらいなので女の子の姿をしており、さらにその漢字が示すようにほうきを持っているとか。
なんとなく・・・レレレのおじさんみたいな感じ??
ほうきを持っているのは、晴娘が雨雲をはらってくれることかららしい。

さて、それが日本にいつ伝わってきたのか、なぜ女の子でなくなったのかは永遠のテーマ。
ただ江戸時代の書物には、「ノッペラボウで吊るし、晴天になったら目鼻をつけてお祀りした」とあるそうなのでこのころには一般庶民に浸透していたことは間違いなさそう。
当初は「照る照る法師(てるてるぼうし)」だったそうで、それは日照りを願う僧侶や修験者が男であったことからきているようだ。

なるほど、坊主はやはりお坊さんだったのですね。

雨乞いならぬ、日照り乞いのお坊さんからきていると。
なるほどなるほど・・・でもそう考えると・・・あまり可愛くない気がするのは私だけだろうか?




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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