「ゼッケン」 の由来
いつからでしょう。ビブスが登場したのは。
私が小さいころにはなかったはず。
でもさすがに高校くらいになったときにはどこの学校でも持っていましたね。
最初はその重さと機能に驚きました。
付けている感じがしない、その薄さと、一目で味方を見分けることのできるその鮮やかな色。
何の話かと?答えはビブス。
その由来はもちろん英語からで名詞「bib」よだれ掛け、胸当てから。
確かにその役割通りだが*よだれ掛け*はちょっとないよな・・・。
でも意味がいくつもある英語だから仕方がないかと。
では、そのビブスの前は何を使っていたのかと考えるがなかなかでてこない。
調べて納得、それは*ゼッケン。*
そうか、ゼッケンか。最近は使わないのですっかり忘れていました。
でもこのゼッケン・・・なんとなく昔から聞いているせいか、和製英語のような・・・
英語ではない気がするけどいったいどこからきたの?
■「ゼッケン」の由来
実はこのゼッケンはドイツ語から。
なるほど!ベッケンバウアーとかいますものね。(そんなに似ていないか)
ただ、その由来には二つの説があると言います。
一つ目はドイツ語で「覆う」という意味の「Decken(デッケン)」からきているという説。
馬術や競馬などで馬の鞍の下に敷く番号が書かれた毛布のことがこう呼ばれているそうで、同じようにを競技者の衣服の前後につける番号を記したアイテムが日本ではそのように呼ばれるようになったとしても不思議ではない。
もう一つの説は「目印」を意味する「Zeichen(ツァイヒェン)」の綴りをローマ字読みしたものからきたという説。
英語の苦手な私などは確かにゼイチェンなどと読んでしまう。
これが転訛したものだといわれてもなんとなく納得。
発音の上ではデッケンのほうがそれらしいが、意味の上ではツァイヒェンにも一理ある。
兎に角ドイツ語であることには間違いがない。
きっと様々な欧米由来の競技とともに浸透してきたのだろう。
ドイツ語なのに英語のビブスよりオシャレに感じないのは日本人の責任である。
その由来は確定していないが我々の言いやすいように変化していることだけは間違いないようだ。
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