「おじや」 の由来

「おじや」とは・・雑炊である。
最初から否定された気分です。

では雑炊とはなんでしょうか?
米飯にだし汁醤油味噌などを調味料を軽く加えて、肉や野菜、魚やキノコなどを入れて再度炊き上げた料理のことだそうです。
この定義から、鍋料理の残り汁にご飯を加えたものも雑炊となります。
ちなみにその語源は、古くは「増水」だったことから。
「米飯の量を水で増やす」という意味合いが強かったと考えられるそうです。
そうですね。昔は今のように米余りではありませんからね。
多いほうが満腹感も増します。
この増水に他の具材を加えるようになってから「雑炊」の文字があてられるようになったようです。

これだけでも十分説得力のある由来メモですが今日のメインディッシュは「おじや」ですので・・
胃にやさしく、私も疲れたときや食欲がないときにファミレスを訪れたときなどは高い頻度で注文してしみます。
ただ、ちゃんとしたレストランで頼むのは多少気が引けます。
いわゆる手抜き料理であることが明白で、その単価も安いですからね。
見得もありますから。笑
地域によっては雑炊でなく「おじや」と呼ぶこともあるようです。
その違いは?

米飯をいったん水で洗い、表面の粘りをとってから用いることでさらっと仕上げたものが雑炊。
そうでないのがおじやとか、汁とともに温めるだけ、または水分が飛ぶほどには煮込まず、米飯の粒の形を残すものが雑炊。
煮込んで水分を飛ばし、米飯の粒の形をさほど残さないのがおじやであるなど、そのわけ方はこれまた曖昧なようです。
おじやは、雑炊を意味する女房言葉として用いられる例が多いようです。
しかし、地域や家庭によっては、雑炊とおじやは別のものとして認識されることも多いのも現実。
その区別は広く共通のものとはいい難いと結論できます。

では「おじや」とい言葉はどこから?
「おじや」の語源は諸説あるようですが、有力なものとして「深鍋」や「煮込み料理」を意味するスペイン語に「olla(オジャ)」という言葉からではないかというものがあるそうです。
16世紀から17世紀、当時の外来語の中には天麩羅や金平糖などのように、後に漢字が充てられて日本語化したものも多いですよね。
同様に輸入された「おじや」については、カステラ等と同様に漢字が充てられず発音のままに名前のみが残ったのではないかという見解です。
そして、日本にもともと存在した料理である雑炊と混同、同化されていったものと考えられます。
上記もなかなか説得力がありますが、その他にも「お」は接頭後で、煮えるときの音「じやじや」から「おじや」ではないかという説もあるそうです。
煮える音で「じやじや」はないだろうと我々は考えてしまいますが、近世には「ジャジャ煮る」といった例が実際に見られるので、一概に誤りともいえないようです。

調べながら考えさせられました。
沖縄の郷土料理「ジューシー」(写真参照)
これは英語であると考えるのが普通ではないでしょうか?私はそうでした。
juicy 意味 水分の多い、汁の多いなど。
ところがこれは雑炊の転訛であるとされているそうです。
なるほど言われてみれば「ゾースゥぃー」英語の意味でもなんの遜色もないので、完全に勘違いです。
でもきっと、そんな勘違いがネーミングの後押しをしているのかもしれませんね。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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